2014年映画感想

インターステラー

Is001 公開直後に鑑賞したにも関わらず・・・・

でも、やっぱり壮大な作品だったので感想をそれなりにUPします。




これより先の記事にはネタバレが含まれます。




主人公のジョセフ・クーパーは義父・息子のトム・娘のマーフィーとの4人暮らし。元宇宙飛行士でありながら、現在は農夫としてトウモロコシを作って生計を立てている。

息子の進学問題、優秀ではあるが変わり者の娘との関わりなど、結構普通な父親としての日常が描かれており、これが徐々に壮大かつ、とんでもない奇想天外なラストへと結びつくなど予想もできない作り。

天才的な頭脳を持つ娘が自分の部屋に起こっている現象に気づき、父親と共に怪しげな施設を探り当て、そこでいきなり人類の存亡を掛けたプロジェクトのメンバーにスカウトされてしまうのは、何だかビックリというより、ここまで丹念に描かれてきたストーリーを壊されたような気がして正直拍子抜けしてしまったのはわたしだけ?

プロジェクトメンバーたちが言う「彼ら」が作ってくれたワームホールを抜け、先に旅立ったメンバーたちの発信する信号を基に移住可能な惑星を目指す旅に出る。。。

正直、わたしは相対性理論に関する本や番組、考え方に触れるのが実は大好きだったりする。会社で非論理的な輩にワケのわからない感情論を展開され不毛な口論になると、家に帰って「相対性理論と量子論」という愛読書でストレスを解消している

学生時代は自分は文系の人間だと思っていたが、この10年くらいはもっぱら物理の世界に傾倒している感じが見受けられるのね・・・なぜかしらw
色々な現象を解明もしくは理由づけするという作業はスカッとして気持ちがいいしね。

但し、相対性理論は壮大な内容過ぎて、その内容をすべて理解するには専門知識が乏しすぎるわたしの解釈ではアインシュタインはブラックホールの存在については説明しておらず、一般相対性理論を参考にしたシュワルツシルトが発表したのではないのだっけ?(だから相対性理論の一部って事?)

曖昧さこそが自然現象である、的な量子論はわたしには良く理解できないのだけれど、ラスト近くでクーパーが5Dの世界から娘の部屋にコンタクトを図っていたのは、量子論的概念なのかな?あの空間にいたクーパー自身が自分自身の存在を捉えていなければ、(つまり目を閉じるとか)クーパは複数存在し、その意識が覚醒もしくは自身の存在を認知しようとした事で、何階層にもなっていた空間が粒子化し、一人のクーパーに戻った?ってイメージを映像化してみた感じ??

まあ、とても巧く物理や化学が融合されているのに、すごくご都合主義な作りにもなっていて、でもそれでも何だか希望を持てるラストに作られていたのはやっぱりエンターテイメントとしては必要な事だよね、と感じました。そこは独りよがりじゃない・・・みたいなw
観てる人の気持ちもちゃんと考えてる・・・というか。

途中から登場したマット・デイモンが、あの状況で取ったあまりに普通に悪いやつ的な行動に心底腹を立てたり、呆れたり、恋人が見つけた惑星で何とか生き延びてるアメリアを探しに再度旅立つクーパーに、すっごいアナログさを感じるのも何だかすごく奇妙に新鮮な感覚だったりしました。

あのロボット?というには、あまりにシンプルな作りのTARSがブラックホールの中で何故、素粒子にならなかったのかは置いといてw人間たちのやり取りより、何故か彼に一番感動した。色々な思惑に振り回される人間より、なんて純粋なんだろう・・・というか。

彼を見てヤマトのアナライザーをふと思い出したり、クーパーの愛称である「クープ」と聞いて、ツインピークスのデイル・クーパーを思い出したりw雑念と煩悩に振り回されながらの
3時間近くでしたが、全く長時間鑑賞の苦痛さは感じませんでしたよ。

我々が思っているよりずっと曲線的で、柔軟な物質や空間の世界の映像化に挑戦したノーラン監督の今作でした

宇宙を疑似体験できる映像は大スクリーンで見る価値アリだと思います。

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エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

シルベスター・スタローン主演「エクスペンダブルズ3ワールドミッション」の感想を遅まきながらUPしまーす。

ネタバレ観てても全然差支えない内容かと思いますが(笑)一応いつもの・・・・


下記の記事にはネタバレが含まれます。かなり興奮しているので隅から隅までネタバレの可能性があります。これから鑑賞予定の方はご注意下さい。



一言で言って

相当面白かった!!


スタローンがナイスガイやナイスミドルな世代をとうに過ぎた今でも、こんな映画が撮れる事を本当に誇りに思い、エンディングでは号泣しておりましたよ、ええ

ストーリーはいたって単純。
今回の悪役は皆さんお察しの通り、メルちゃん。
かつての仲間であるウエズリー・スナイプス演じるドクを救出し、これまたかつての仲間でありフォースの暗黒面に落ちた(違う違う)・・じゃなくて、金儲けに目がくらんで武器商人に転身したストーンバンクスと戦うハメになったバーニー率いるエクスペンダブルズ。

シーザーが瀕死の状態に陥り、仲間の死に直面する事があまりに辛く耐えがたいものであると感じたバーニーはクリスマスたち仲間とのチームを解消。新たに若手をスカウトし始める。しかし、その若手たちが拉致られ、かつての仲間の協力を得て、救出作戦&ストーンバンクス打倒に乗り出す。

ストーリー的にはこんな感じ。

しかし・・・まあ、よくこれだけ揃ったよね、というそうそうたる出演陣。
この出演でかなり美味しかったのはアントニオ・バンデラス演じるガルゴじゃないかな~(笑)あのマシンガントークは反則だよ~www
バーニーもそうだけど、ヤンセンやドクの彼を見つめる無言ぶりが、とんでもなく笑える。

ワイヤーやCGは極力抑えられたガチのアクション。
とにかくハラハラドキドキワクワクな超娯楽大作だよ

わざわざ若手を募集しといて、結局以前の仲間と救出に向かうハメになるという実に本末転倒な話なのに、そんなのどうでもいいじゃん!!!と、全てを押し潰してボカーンバキューンと破壊する威力が、この作品全体に満ち満ちているのだ。

かつてランボー2の中でヒロイン役のコーちゃんに「You're not expendable.」と言われていたのが不思議な感じ(笑) あえて自らを消耗品と言っちゃうチームのボスで、ハンパないアクションを見せるスタローンを観ていると、心配しながらもずっとこんな姿を見せていて欲しいなぁ・・・と思ってしまう。

でもこんなわたしでさえ、もうすでにファン歴30年以上。
彼自身、決して消耗品なんかでない事を、娯楽作品という分野で証明してみせてくれた。

いつまでもいつまでも、彼には本当に励まされるなぁ・・・・と毎回驚かされます。

ケガに気をつけて(せめて致命傷は負わないように)いつまでも元気で頑張って
いくつになってもエンターテイメントの世界を牽引する存在でいて欲しいです。

しかし・・・・・・最後に一言。

今回の1000万ダウンロード事件さえなければ、世界興収3億ドルは楽々突破だったであろうと言われており、その点が非常に悲しいところ!

いち早く見たい気持ちはわかるけど・・・・違法ダウンロードはダメよ!!

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るろうに剣心 伝説の最期編

201 本日9月13日、朝一番の回で『るろうに剣心 伝説の最期編』観てきましたっ!

いや~、朝一なのに結構混んでたなぁ~。

ではでは。。。。

 

 


これより先の記事にはネタバレが含まれます。これから鑑賞予定のある方は閲覧にご注意ください。

正直な感想なんですけどね・・・・
ちょい残念だった!ってのが超本音です。

346394_002203 若干心配してた事が的中だったっつーか、ぶっちゃけ比古清十郎とのシーンに尺を取りすぎましたねぇ。演技的な事は置いといて、絶大なる存在感を持ってる人ですから、あそこまで尺を取らずにカメオ出演に近いくらいの「なんだ!もうちょい出演してくれればいいのに!」的な関わりで良かったんでは~と思います。

やたら強すぎるし(笑) 師匠だから強いのは当たり前なんだけど、じゃあ今の剣心って一体!?そんなに強いなら師匠が志々雄と戦った方がいいじゃん!とさえ思えるような・・・。

ただね・・・、これは前回の京都大火編でハードルを上げすぎてしまった自分がいるからだと思うんですよね。全体的に見れば非常に良くできているし、(くどいようだが特訓は尺が長すぎ)何しろ超大作である事は間違いなし!堂々と世界の映画市場で闘って頂きたいと思います。

でもね~、前回が緊迫の連続でものすごいテンポで展開しましたからね~。
今回のいきなりのスローテンポなシーンの連続が肝心のラストの戦いのシーンの尺を短くしすぎたように感じたのと、今まで丁寧に描かれていた志々雄側の状況が、今回は最後まで全く途切れちゃってたのが前回とのアンバランスさを感じるところでした。

志々雄って残虐極まりない、人間的な感情がぶっ壊れてるキャラとして描かれていたように思うんですが、なんとも驚いたのがラストの志々雄の

超フェアプレイ!!

だって丸腰の佐之助に斬りつけないばかりか、剣心以外誰も刺創は追ってないんですよ。(でも前回はためし斬りで部下をあっさり殺していたけど)
明治政府の方がよっぽどワルじゃん!的なところを言いたかったのかもしれないけど、敵ながらアッパレ!な最期になっちゃってましたね。
いや、でももう志々雄に関しては何一つ注文のつけようがないっす。だって藤原くん、やっぱし巧いしサラブレッドだな~と感じます。

対して、佐藤健くんは天才肌かと。
今回のキャスティングって、デスノの時と同じような感じがするんですよね。しっかりとした技術を持ってる完成された俳優さんスタイルの藤原くんと、その場の雰囲気で自然と出てくるナチュラルな存在感を持ってる健くん。目がいいよね~、あのでっかい目が。
殺気をぶりぶり振りまいてるキャラに向けるあの目が凄いね、と思います。あれって演技で出せるものじゃないような気がするんですよね。

今回の京都大火編・伝説の最期編で誰よりもフルネームを連呼された蒼紫さまは、わたし的にはやはり前回同様、この映画版に必要だったのか今回でも結論が出ませんでした。

もちろん原作の流れでは欠く事のできないキャラではあると思いますけど、前回の復讐の鬼として剣心を探しまくっているキャラは、志々雄に向かっている流れを無視した、ただの逆恨みで翁まで手にかけてしまう割には、その行動に何の意味が!?と感じてしまう、ただの一人相撲キャラでした。

志々雄とのラストのシーンにいきなり出てきた割には案外弱かったし。。。
いや、あれ志々雄ってどんだけ強いの!?ってシーンになっちゃってましたよね。だって4対1だよ!?とんだ反則行為じゃんね。そこを考えても誰よりもフェアプレイだった志々雄くんなのでした

今回のキャラの中で一番残念だったのは薫。
武井咲ちゃんは原作のイメージと比べると、外見的な部分はマッチしてるんだけれども、女性剣士としての凛々しさというか強さが感じられなかったかなぁ。ただただ弱い女の子キャラだったように感じます。

恵は登場シーン少なかったけど、良かった。
存在感あるし、毅然とした姐さんキャラが素敵

明治政府は志々雄一派以上に汚い連中だったけど、最後の敬礼一つで全てチャラ!(笑)

日本もとうとうこんな作品を作る事ができるようになった!と思わせてくれる大作であり、世の中的な期待も非常に大なので、それ故の賛否両論や、期待されてるが故の細かい突っ込みがあると思いますけど、間違いなく日本を代表するアクション超大作だと思います。

これだけ実力があり、かつイメージを裏切らないキャスティングができたのは、すべてのタイミングが見事にマッチし、まさにこの映画の作り時を逃さずに映像化する事ができたのが成功の要因だとは思いますが、この主人公役は若い人じゃなきゃできないよね~(笑)
役者人生でこれだけの動きを要求されるキャラを演じられる期間は短いと思う。
健くんの剣心を観る事が出来て幸運でした。ありがとう。
ラストの天翔龍閃のフォームが素晴らしい。

最後に・・・

わたしはこの作品の中で一貫したキャライメージを貫いた斎藤が黒船から戻ってくる小舟の上ですでにタバコをくわえていたのに感動しました(そこ!?)
コミックではよくある表現でも、実写であれだけの死闘を繰り広げた後にタバコ潰さずに持ってるって・・・!しかも、マッチもあるって事だよ!?そればっか気になっちゃって(笑)

斎藤、今回もきみ、タバコ吸いすぎだったね!


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GODZILLA  ゴジラ

Godzilla 鑑賞してから2週間・・・
るろ剣のレビューと完全に順番が逆。。
でも実はその前の「マレフィセント」もまだだったりする・・・・

でもでも気を取り直して
GODZILLAレビューいきます!!

いつものネタバレ含まれます警告書き込みは・・・あえて良いかな* ´З`)σ

もんのすごい楽しみにしていて行ったんですよね。
ゴジラの鳴くシーンの動画ばかり以前から見ていて(笑)

鑑賞前日なんて、そりゃもうゴジラが振り向いて吠える(?)シーンを何十回も

なかなか説得力のある話の展開になってましたが、冒頭の悲しいエピソードは必要だったのかな・・・・。まあ、あれがあるからジョーとフォードの親子があそこまで騒動に巻き込まれたのかもしれないけど、本当に今回は純粋な怪獣映画で感心しました!

前回のハリウッド版ゴジラは、Tレックスを巨大化しただけで「あれはゴジラじゃない!!」と心の中で叫んでいた方がほとんどだったと思いますけど、今回はあの見事な下半身デブのゴジラでした!(なんちゅう表現・・・)

しかしねぇ~・・・・、ゴジラの出番が少なかったんだよね~(そこ?)

その少ない出番の中ですごい怒ってましたね、彼は。
常に怒って鳴きまくり、街を破壊して帰っていきました(笑)

それがゴジラなんで、もう何も言うことはないです。

Godzilla002_2 渡辺謙さん・・・出てましたけど、そういえば。うーーーん必要な(以下略)

ちょっと画面が暗くて見づらい場面もありましたが、ゴジラが大きすぎたので、もうちょっと全身を堪能できるシーンを次回はお願いします。

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るろうに剣心 京都大火編

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言わずとしれた和月伸宏原作のコミックの実写化。
待ちに待って8月2日、ようやく観ることができました。



では・・・





これより先の記事にはネタバレが含まれます。鑑賞予定のある方は閲覧にご注意ください。



いやいやいやいやいやいや~。

ありえない出来映え。なんという完成度。
前作のもたついた演出と展開がウソのように爽快な仕上がりでした。

前作のラストでほんの一瞬剣心が見せた、「人斬り抜刀斎」としての冷酷な表情でしたが、あのお嬢ちゃんキャラ薫どののおかげで人間らしい剣心のままで終えられた第一作目。

それがまた明治政府の勝手なおっさんたちの言い分や、勝手に逆恨みしている元御庭番やら、人斬りとしての後継者だった志々雄真実の攻撃やら、剣心の想いとは裏腹にまたまた周囲が勝手に剣心を巻き込んでいく!

藤原くんをはじめ、周りを固めるキャスト陣が素晴らしい。
どのキャラもキャラ立ちしていて、ものすごい競演の様相を呈している。

それにしても健くん、大人になったねぇ~。暗い過去を引きずる剣心のふとした表情が素晴らしく、なによりあのリアリティにあふれた前代未聞の殺陣シーンがすごい!
自分の周囲360度から繰り出されるリアルな攻撃にどのように対応するのかが見せ場、的なコメントを番宣でしていたけれど、ほんとその通り!
チャンバラにありがちな背後から人が襲ってこないという最大の矛盾への挑戦。見事です。

逆刃刀の誕生秘話?的な赤空とのエピソードや、逆刃刀の真打が赤空の最後の一振であった・・・という意外性がまた良かった~。青空から刀を投げ渡された剣心が青空の子供を救うため十本刀の一人に向って刀を抜いた時、彼は真剣で人を斬る覚悟だったはず。それが、思わぬもう一本の逆刃刀の登場で脱力状態になっていた様子がこれまたリアル!
真剣を抜く覚悟であればああなるよね~。。。と思える。

ラストのまさかの福山○○の登場は予想外!
剣心の○○らしいが、これはほんとに驚いた。てか、一瞬の登場で一番おいしいよね(笑)  原作ファンの人にはおそらく、かなりのご不満があろうかと思いますが、残念ながらどの作品にも付きまとうその問題は、この作品でも解決はされていない事でしょう。

限られた時間の中で、オリジナルの良さを最大限に引き出すための取捨選択は、どの制作陣にも厳しい作業なのでしょうね。

続編は9月13日。
超待ち遠しい。

***************  ここから追記 *******************

早速2回目をレイトショーで鑑賞してきました♪
1回目の時から気になってた事を深堀りして更にじっくり見ました(笑)

いいねぇ~、剣心の走る姿、まさに芸術ね~

剣心のグッときたセリフ、今回は暗記してみた(笑)

志々雄のように暴力で人を虐げる男になるな
村人にようにただ暴力に怯える男になるな
家族を守り、最後まで村を心配していた兄上のような男になるでござるよ

ちょい間違ってるかもしれないけど、無口な剣心が
こぶしを回しつつカッコよく喋ったセリフ(きゃーきゃーきゃー、カッコいい~)

ただ・・・
すごい気になってる事が・・・・・


斎藤、きみタバコ吸いすぎだから!
 (そこ!?)

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@cellphone1013でTwitterにて色々つぶやいています。
おもにドラマ・映画ネタです。

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オール・ユー・ニード・イズ・キル EDGE OF TOMORROW

トム・クルーズ主演の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を観てきました。
(カタカナで超書きづらいタイトル・・・)

これより先の記事にはネタバレが含まれます。これから鑑賞予定のある方はご注意ください。



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なーんか息苦しくなるような映画でした(笑)

Xファイルの「月曜日の朝」だっけ?
何度も同じ日付の同じ時間で目が覚める。それも自分が死ぬと・・・
・・・と、基本的に同じだったね。

過去の作品の良いとこ取りの作品が多いのは仕方がないけど、今回はXファイルとマトリックスがガンガン含まれちゃってたですね。で、日本の小説が原作とかいう話だけど、どの程度原作に忠実な展開なのかはわからないから何とも言えないけど、でも全体的にはすごく良くまとまってた作品かと思います。

パクリ要素はどの時代にどんな分野でもある事だし、別に否定する気はないっす。ただ、どこにもXファイルのエピソードと似てるね・・・的な話が出てこないのが寂しいというか・・・・・・・・(そこかよ!)

しかし超短い間でループが起こるから観てて疲れる!!
つか、また一から・・・・!?って時の絶望感ハンパないね。

地球外生命体と闘ってたのが最後はあんなラスボスが登場して意外な展開。このラストの液体が主人公の体内に入って目が黒くなるのがこれまたXファイルのブラックオイルなのよ!(皆さん、ごめんなさいね。結局ここに行きついちゃうのよ )

かなりクール&ドライな展開で辛口な作風が好感持てましたが、何しろヘビーな内容なのでラスト後の疲労感ハンパない!!!

わたしは洋画で吹替えってのは、もう体が受け付けないので、3Dを観る事はできないんだけど3Dだったらすっごい迫力だろうね。。。と思いましたです。

広報活動専門のヘタレ将校だったトム演じるゲイツが、何度も死ぬたびにどんどん強くなっていくのが気分良い♪って感じ。ただ、リタが何かあるたびにリセットしたがるのが、ちょっとコワかったけど。ゲームみたいに人間の命はリセットできないとか何とか、ちょっと前に社会的にも問題になったりしたけど、生き返るのを前提に生きてるってコワいよね、何だか。

輸血によって失ったループする能力だったけど、最後の最後にラスボスの能力が乗り移ったって事!?

続編を制作予定とかいう話だけど、どうやって続けるの?てか、この続編ってもっと疲れるのかな!?(笑)

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アナと雪の女王

2週間位前に鑑賞したんですが、今頃の記事でーす
公開前から絶対観たい!と思っていたんですが、心のどこかで伊集院光の言ってたような事がよぎってて・・・結局観に行ったんですけどね。

これより先の記事にはネタバレが含まれます。

感想は・・・・「やっぱり」って感じですか
もちろん、ディズニーらしいピュアさで良かったとは思いますが。。。

姉妹愛を描いているのは良いと思いますが、アナがどうしてあそこまでエルサを想うのか、その辺の表現が弱かったかと思いますね。

全体的に時間も短く、何となくサラサラーっと終わった感じでした。

確かに映像と音楽はすごく良かったですけどね~。


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トリック劇場版 ラストステージ

Trick1_3朝からバタバタでしたが、今日何とか観てきました!

昨日、ドラマ版スペシャルを観た後だったので超ベストなタイミングだったと思います。

ではでは・・・

 

これより先の記事にはネタバレが含まれます。これから鑑賞予定のある方、禁ネタバレを守っている方はご注意ください。

まず・・・

トリックを観て不覚にもわたしは・・・

泣いてしまいましたよ!!

この長い間で初めてですわ。。。

話のパターンとしては、いつもの通りな感じ。赤道ズンガイ共和国という島にレアアースを採掘するプラントを設けたい『村上商事』という会社の職員が東山紀之という、何とも不似合というか、逆にその相容れない雰囲気が既に笑いを誘っているというか。。。(笑)

上田と共に超常現状(?)を暴いてきた山田が、実はシャーマンの家系で、あの文字の力を利用していつも詐欺まがい・・・もとい、新事業を次々と成功させるお母様が、そのシャーマンの家系による不思議な力を使って娘とは対照的な成功を収めてきたのか?と思わせるストーリーのキレの良さ。

Trick2


正直、劇場版第2弾と第3弾はイマイチな印象だったので、今回は予想以上の面白さというか、完成度でした。

前回の劇場版で松平健扮する自称・超能力者が、実は恋人の降霊をできる本物の超能力者を探しているという切ない話が出てきましたが、そこも上手くストーリーの中に盛り込まれていました。

山田が約束した1年後に餃子と寿司を腹一杯おごってくれ!という言葉を信じて、本物の超能力者を探すべく、挑戦を挑むラスト。お母様にその気持ちを見抜かれ、結局現れない本物の超能力者を待つ時の上田らしからぬ切ない表情!!

エンドロール後の感動的なラストを見逃すな!って感じです。

いやー、ほんとにもう最後なのかなあ!
お母様の塾の子供たちが『いよいよラスト』とか『いや、もしかしたら・・』みたいな習字をバンバン書きまくっていたけど、まあいつものネタだよね(笑)

無理に続ける必要はないかもしれないけど、何も最後だと宣言しなくてもいいんじゃないの・・とかは、思うかなあ。

生毛温泉に入っている矢部と秋葉原人のところに、『南の島で記憶喪失の女性が見つかった』って連絡がきてたけど、あれは山田のこと??
・・・・て事はラストで出てきた山田は記憶喪失の状態で、上田のところにきたのかな?と色んな想像をしてしまいます。

小ネタも含めて色々な笑いと共に、これも思い出になるのだな・・・と思える、トリックらしくて、ちょっと切ないラストでした。上田のいい加減な言動からは想像もつかない、山田への深い愛情(友情?)が伺えた素敵な締めくくりでしたね。

ああー、淋しいな。

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