2007年映画感想

魍魎の匣 観たっ☆

Mouryou01_2 公開初日、早速観てきましたよ~。

昨夜は原作を読みきらなくては・・・・!と夜中まで格闘した挙句に午前の一番早い時間に映画館に行った為、かなりの無理が(笑)

原作に手をつけた時からわかっていた事ですが、もう全然別物でしたね(笑)

  

では・・・・

  

これより先の記事にはかなりのネタバレを含んでおります。観賞予定のある方は読まない事をオススメします。

  

原作を読みながら常に気になっていたのは、この長ーーーい小説を一体どうやって2時間強の時間におさめるのか。と、いう事です。
案の定、冒頭のシーンからざっくり作りかえられていましたが、なんとか短い時間で話自体はうまくまとめていたかと思います。(決して短時間の映画とは言えないですけどね、2時間以上あるんだから・・・)

しかし、冒頭が榎木津と久保の戦地でのシーンで匣の中に入っている少女の幻影を見てしまったような表現があるんですけど、これって初めてこのストーリーを知る人が観たらどうだったんですかね?それから実録犯罪で被害少女の身体の一部が発見されるわけで、この事件より10時間前とか3時間前とか、関口君を轢き損なったのが榎木津だったり面白い関連性の持たせ方もしているんですけど、どうなのかな。
この映画で初めてこの京極堂シリーズを知った人の意見が聞いてみたいな~。。

ざっと、おさらいしてみると
元女優の美波絹子こと柚木陽子が娘の加菜子を探して欲しいと、探偵の榎木津を頼ってくる。柴田という政財界の大物の孫にあたる加菜子は遺産相続の第一候補に挙がっており、命を狙われる危険さえあると言う。

一方、関口は編集者の鳥口と共に穢れ封じ御筥様と呼ばれる宗教の教主を探っていた。この御筥様の信者の家から、今世間を騒がしている少女連続バラバラ殺人の被害者の娘が何人も出ていると言う。中禅寺敦子、鳥口と共に御筥様を疑う関口。ある日、関口はいつも小説を寄稿している出版社で久保竣公と言う新進小説家の紹介を受ける。


そしてほどなく、実録犯罪の編集室で少女の右手ばかりが何本も発見される。
絹子と共に加菜子を探していた榎木津は加菜子が電車にはねられ重体であるという知らせを受ける。加菜子の親友の楠本頼子も一緒だったが、陽子はすぐに加菜子を美馬坂近代医学研究所に搬送する。加菜子が事件なのか自殺なのかわからないまま、この事件の担当として病院にも立ち会った青木は木場修太郎に連絡を取る。木場は絹子の熱烈なファンでこの日も絹子主演映画を見届ける為に映画館に泊り込んでいた。

結局、関口・榎木津・鳥口・敦子は京極堂のもとを訪れる。
京極堂とは中禅寺秋彦が営む古書店の名前。同時に中禅寺の愛称(?)でもある。御筥様のお祓いの手法などを敦子たちに聞いた京極堂は教主を訪ね、いつものうんちくで反
対に相手をやりこめてしまう。久保竣公は教主の息子である事もわかった。バラバラ殺人と御筥。その結論はどうやらあの巨大な箱にあるらしい。それは「美馬坂近代医学研究所」だった・・・・・・。


いや、実は原作の世界に昨夜までどっぷり浸かっていて朝一で観てしまったから、何が何だかよくわかんないんですよ(笑)
ちょっと猟奇的なシーンが多いような気がするんですけど、これはあまりお子様は見ない方が・・・・^^; 劇場にどうみても中学生らしき女の子たちがいたんですけど、これってPGかR指定じゃないのかいorz

えーと、キャラクターに関しての感想というかイメージなんですけど、中禅寺秋彦(京極堂)演じる堤真一。前作の「姑獲鳥の夏」の方が原作の京極堂のイメージに近かったかな~と思います。姑獲鳥の夏の映画は正直、原作の世界を忠実に再現しようとするあまり、抽象的な表現が多くてわかりにくい部分が多かったですが、神経質で不健康で理屈屋の中禅寺はなんとなく描けていたかな。。

今回の京極堂はなんか妙に活動的で健康的(笑)
しかし堤真一の和装姿のなんと美しいこと!(正直言って観に行ったのはこれが9割以上の動悸であったりする/爆)顔の小ささとあのなで肩が何とも素晴らしく和装にマッチしているんですよね、ほら、和装だとガニ股も目立たないし(こらこらこらーっ)
それにしても原作ではかなり露出の少ない榎木津がメインになってたような気がするのは気のせい?鳥口君や青木君といった細かいキャラまで出すなら、もうちょっと原作通りでも良かったような気がするんだけど。。。。

黒木瞳扮する柚木陽子は、良いとか悪いじゃなく現時点でこれをやれるのはこの人しかいないですね。ただ、このキャラも原作よりだいぶ強い女性だったかな・・・・。京極堂に事あるごとに馬鹿にされる関口君は映画では結構健康的で(原作では鬱だという設定)コミカルで予想よりずっと良かったですね。

キャスティングには大体文句ないし、セットも素晴らしい。限りある時間で健闘されたと思いますね。公式サイトだったかな?誰もやり手がいないから自分のところに回ってきたのだろう、と堤さんが言ってましたがディープな原作ファンから観たら絶対不満のある映画だと思うし、どんな作品でも原作ファン全員を納得はさせられないだろう。と言う通り、たぶん「なんだ、これーっ」って言う人も多いと思いますが、わたしは一つの映画としてはあれでいいんじゃないかと思います。

ただ一つケチをつけるとしたら

京極堂の出番が少ないーっっ!

開始後、約1時間も登場しないんだよーっっ。(落ち着け・・・^^;  原作だって中盤まで出てこないんだから・・・orz)妖怪や陰陽五行に関するうんちくも、もうちょっと多めに入れて欲しかったかな。(いや、あれでも多いと感じてる方もいらっしゃるようだし、あれ以上やったらマニアックすぎる妙な映画になってしまう←自問自答)

残念ながら時間の関係で楠本頼子と柚木加奈子があまり描けていませんでしたね。ここんとこが肝になる気もするので、このカット仕方はいささか疑問。
久保竣公を美馬坂の知り合いという設定に変え、陽子がほんとのほんとに惹かれていたのは京極堂だった!というオチに驚きながら、悪人であると解釈されがちな美馬坂に「これからの世の為に必要な人だ。」と一緒に逃げるように促すところが京極堂のものすごく公平な物の見方とか感傷と現実を区別できる判断力とかをほんのチラッと表現できていたのがうまいと思いましたが、その後のあのコミカルなシーンは・・・・(笑)

ものすごく暗い作品のはずなのに、随所にコミカルな雰囲気があるのは面白いですね。たぶんかなりのアドリブがあると見ましたよ(あの京極堂にベラベラ説明しまくるシーンはやはりアドリブ。あの宙吊りとかもかなりアヤシイ/笑)
原作とまったく切り離してみればメリハリがあっていいんじゃないですかね。ただちょっと駆け足的というか、あらすじをかいつまんで映像化した感は否めませんが。

それにしても雨宮君が右近さんとは・・・・(爆)
歌い出さなかったのが残念(新感線じゃないんだから・・・・笑)
増岡役の大沢幹樹生はすごくハマッてたのに、一瞬の出番ですんごく残念。ほんと、これ2時間強じゃもったいないよ~。でも、テレビでやれるような内容じゃないしね。

とはいえ、豪華なキャストに豪華なセット。
誰にでもすすめられるストーリーじゃないけど、興味のある方は是非映画館へ。このお話自体に興味のある方は是非、京極夏彦原作「魍魎の匣」をご一読ください(笑)

魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫) 魍魎の匣―文庫版 (講談社文庫)

著者:京極 夏彦
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椿 三十郎  

Still0128 Still0129 こうきたか、織田裕二・・・・・・・。

エンドロールを見ながら、そう思いました。

彼を演技派だとか素晴らしい役者だとか決して思ってるわけではありません(お・・・おいおい^^;)が、昔からどういうわけか観たくなってしまう俳優さんなんですよね。

Still0130 彼の着眼点というか、いつも新しいところに挑戦する貪欲さとか、結構自意識過剰なところとか(失礼)嫌いじゃないんですよね。どうにも気になってしまう(笑)

あ、そうそういつもの注意事項を書いちゃいますね。

ここから先はネタバレを含んでいます。これから観賞予定のある方はたぶん読まない方がいいでしょう。

 

*画像は小さいですが、解説が入ったりしているのでクリックしてみてください。

  

Still0141 Still0125最初から気になっていたのが、まず主演が織田裕二だということ。あまりにイメージが強いというか、彼自身のキャラが濃すぎるという事と、彼が時代劇に挑戦したというのを今まで聞いた覚えがなく、たぶんこれが初挑戦であるという事。(厳密に言うと以前に出演した事があるらしいが、殺陣については初挑戦だったらしい)初挑戦で椿三十郎!?これまた、ものすごい濃い・・・・なんてもんじゃない。世界のクロサワ&三船コンビの代表作である一本をリメイクするという事。

Still0132 Still0136 とりあえず前売りを買い(なにげにやる気マンマン/笑)公開初日の今日、早速行ってきました☆

わたしはクロサワ作品の方の椿三十郎はかなり以前に(子供の頃?)見た覚えはありますが、ところどころしか印象に残っていません。ですから今回の作品はわりと何の先入観も持たずに観ることができました。

唐突に話の本題に入り、問題が解決したら去って終わり(笑)
何ともわかりやすく、無駄な場面がない。冒頭のシーンはもう少し何かあっても良いんじゃないかな、とも思いましたが昔の脚本通りという事なので、まあそれもありなのかな・・・・と思いつつ、三十郎が若侍たちに肩入れするまでの展開があっけなく、何でこれでそこまで味方しちゃうの・・・・・・と引っ掛かった部分でもありました。

Still0131 Still0134 結局、ダメダメな若侍9人衆を従えて、剣の腕だけではなく頭の回転の良さも見せる三十郎。あれだけ助けてもらっても三十郎を信じられず、捕らえられて大脱出劇を展開する事になってしまったり、あまりのダメダメぶりに微笑ましいというより、思わず苦笑してしまいました。
ここで有名な21人斬りなるものが展開されるわけですが、織田裕二の殺陣の見事さに驚きました。いくら格好良くても殺陣が台無しな俳優さんて多いからなぁ~ってのが一番の心配だったのですが、あまりの予想外の殺陣にビックリしてしまいました。
Still0133 Still0135 速いんですよね、リアルだし。
こんなの、ちっとも良くないよ。って人もたぶんいるのでしょうが、わたしは見事だと思いましたね~。綺麗じゃないけど、人が実際に斬り合ったらこれに近いんじゃないかな・・・・と思わせる立ち回りです。
この立ち回りはもう一度観てみたいかなぁ~。
城代家老の妻(中村玉緒)に指摘された刀の抜き身のようなギラギラした雰囲気ってのも織田裕二にあってたと思いますよ。現代劇のイメージが強いから良くなかった、という意見もあるようですが、こういうギラギラ感て、今の俳優さんてなかなかないんじゃないかなぁ。
あの古臭いセリフ回しと彼の不器用な感じが、結構マッチしてるんですけどね~(それこそマニアな視点なので一般的な意見じゃないですけど ^^;)

Still0142 松山ケンイチや佐々木蔵之助も予想に反して(笑)良かったですね~。
敵方の侍である佐々木演じる「押入れ侍」こと木村がだんだんと9人衆と三十郎に肩入れしてしまうのが面白かったです。

良かったような失敗なような、ある意味予想通りだったのがトヨエツ(笑)
彼の機械的な声とか中性的な風貌が時代劇にマッチするのか、ちょっと疑問だったんですが見終わった今でもその疑問は解決されず(爆)

中村玉緒は・・・・・。(以下省略)

昔の作品と比べれば不満のある人は多いのでしょうが、いつの時代もそういう違和感は変わらないでしょうね。だからこの三十郎も2007年度版として過去のものになっていくのでしょう。
映画館の中のお客さんはほとんどが男性。女性はほんとに片手ほどしかいませんでした(笑)おじいちゃん世代の方も多かったし。
Still0143 Still0144 いろんな意味でプレッシャーの多い作品だったでしょうね。監督や俳優さんの勇気に脱帽です。

  

椿三十郎 オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:サントラ

椿三十郎 オリジナル・サウンドトラック

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ボーン・アルティメイタム 観たっっっ!

Boune01 ジェイソン・ボーンシリーズ第3弾、「ボーン・アルティメイタム」観ましたよ~。

いや~・・・・・・・・この映画、一体何!? (笑)

2時間アクションしっぱなしよ!?こんな映画、はじめて観た気がするよ!では、いつものごとくお約束のフレーズを・・・・

 
 

ここから先の記事にはものすごいネタバレを含んでいます。これから観賞する方はご注意を・・・てか、絶対読まない方がいいと思います!
(特にこの作品は事前に何も知らないで観た方がいいと思います。しかし公式サイトにしてもすごい長いTrailer、そこら中の特集にしてもほとんど完全コンプリートだよね・・・^^;いいのか・・・・)

 
ざっと、おさらいしてみると・・・・

Jason03_2 目が覚めたとたん、自分が誰かもわからず、身体には銃弾が!?というシーンからスタートしたボーン・アイデンティティ。わけもわからず追われる身となり、途中知り合ったマリーという女性に2万ドル渡す事を条件に目的地まで車で運んでもらう事に。
だがそのマリーも彼の協力者として追われる事になってしまい、逃げながらも自分の名前や立場を調べていく男。彼の名前はジェイソン・ボーン。攻撃を加えられると判断すると無意識に身体が反応しマシーンのごとく正確に相手を倒していく。

CIAの「トレッドストーン計画」によって作り上げられた暗殺のスペシャリスト、ジェイソン・ボーン。それが自分の正体だった。

記憶が戻らないままマリーと共にインドのゴアで身を潜めていたジェイソンは突然ある男に襲われる。そしてその最中、マリーが死亡。最愛の人を失い、失意のまま何故今さら自分が襲われるのか調べていくジェイソン。彼が狙われているのには、ある陰謀が関係していた。それはトレッドストーン計画が発足した7年前、CIAの資金2000万ドルが送金途中に消失するという事件と関連していたのだ。それに関わっていた当時の現場責任者アボットは行方不明になっているジェイソンに全ての罪を着せ、事件を終わらせようとしていた。

ベルリンでジェイソンがやった事になっている諜報員殺害の調査をしていたパメラ・ランディは現場に残されていたジェイソンの指紋からトレッドストーン計画を知り、一時はジェイソンを疑うものの、アボットがこの事件の黒幕の1人である事を知る。記憶の断片を辿り、モスクワに来ていたジェイソンはマリーを殺した暗殺者と対峙することになる。。。。

・・・・て、感じでパート3に突入。

Jason02_2 ちょっと冒頭の部分がわかりにくかったんだけど、モスクワで追われている時に飛び降りて負傷したところから始まってるのかな??
毎度、一つの事件が解決しジェイソンは開放されたかに見えるんだけど、またまたやってもいない事で疑われてしまうジェイソン(笑)結局、アボットの件が片付いてもトレッドストーン計画自体に問題があり、そもそも彼がこの計画に参加した当時の記憶がものすごいあやふや。記憶喪失になってしまった理由もいまだにわからず。

て、事で今回はその辺の「暗殺者ジェイソン・ボーン誕生の秘密」に触れるわけですね~(笑)いきなりのアクションではじまり、トレッドストーン計画の後のブラックブライアー計画なるものを突き止めてしまった不運な敏腕新聞記者ロスと接触を図り、CIAで動き続けているこのアヤシイ計画が自分の失われた記憶に関係がある!と、思案の最中もアクション。雑踏の中を逃げる時もこれまたアクション。情報を流したと発覚したCIAマドリッド支局長ダニエルズと共に狙われてしまった時もアクション。パート1からのくされ縁、ニッキーと再開した時もアクション。とにかく全編アクションしっぱなし(爆)

意外だったのは、どうやらニッキーとジェイソンは以前に男女の仲だったらしい(!?)と思わせる会話があった事。余計なやり取りや息抜き的なシーンがまったくないこの映画の中で唯一、静かな一瞬のシーンでした~。いや~、これはホントに意外。

Pamera01_2 前作でジェイソンがそれほど悪いヤツではないらしい、と確信したパメラは今回は思いっきりジェイソンをかばう行動に出る。ここで、前作のラストシーンだった「少し休んだ方がいい、疲れた顔をしてる」のシーンが出てくるんですよね。こう繋がるの!?察しが悪いとついていけないわ、こりゃ(汗)
しかしこれだけハードで情け知らずのストーリーなのに、ジェイソンって女性の味方が多いよね(笑)てか、命がけで味方してくれるのって全部女じゃん(爆)
結局、CIAの長官が最大の黒幕だったわけだけど、これってジェイソンはどうなるの~!?
カーチェイスの果てにぐったりした殺し屋にトドメを刺さなかったシーンはモスクワでのカーチェイスを彷彿とさせたけど、今回はまたすごいの何のって!その殺し屋に「何で俺を殺さなかった!?」と聞かれ、君は何故俺を殺すんだと聞くジェイソン。これで人間らしいと言えるのかと言うジェイソンに無言で攻撃をやめる殺し屋。ジェイソンと同じ立場として、何か感じるものがあったのか・・・・ってところです。
(このカーチェイス、すごいのよ!どうやって撮ったんだ!?ってなくらいスゴイ!)

ここでいきなり往生際の悪いヴォーゼンがジェイソンに発砲。ビルの10階から川へ転落するジェイソン。すべてがパメラによって明らかにされた後のニュースでジェイソンの遺体が捜索開始から3日経っても発見されていない事を知ると、それを見ていたニッキーが無言で微笑む。。。。。って、なんともカッコいいラストでした~☆

実はわたし、マット・デイモンてそんなに好きな俳優さんじゃなかったんですよね。彼をはじめて観たのは何年前だったか全然覚えてないんだけど、やっぱり「グッド・ウィル・ハンティング」でしたね。ハーバード大中退、友人のベン・アフレックと共に執筆したグッド・ウィル・ハンティングの脚本でアカデミー脚本賞を受賞。その程度しか知りませんでした。

ハリウッドってのは、いまだに「アメリカン・ドリーム」が実現できるところなんですかね~。無名の俳優の脚本が映画化されアカデミー賞取っちゃうんですから。ちょっとスタローンを思い出しちゃうエピソードですよね。

ハーバード大にアカデミー脚本賞!?とんでもないエリートぢゃん!ってのが第一印象でしたけど、彼の風貌とそのキャリアが何だか自分的には噛み合ってないような気がしてましたが・・・・・・。

先日映画の宣伝のために来日した時、出演したスマスマのビストロスマップで、あまりに真っ直ぐな人柄にヤラレてしまいました(爆)気さくというより・・・・こんなに腰が低いハリウッドスター始めて!って感じですかね。(キアヌとかも天狗って感じじゃないけど、あの人の場合ありえないシャイな性格からきていたりするので・・・)
やはり真に知的な方というのは、どこの国でも謙虚でそつがないよね・・・・(感心)

劇中、殺し屋に銃口を向けるもののトドメを刺せないでいるジェイソンの目が、グッド・ウィル・ハンティングのウィルの目を思い出させて、ちょっとグッときてしまいました。

しかし、この映画のエンドロールの長いこと!(笑)
モスクワやパリ、イタリアなどのユニットが個別に流れるんですよ。ちょっと感動的。これだけのチームが関わってこの映画ができたわけですからね~。
マット・デイモンがこれほどのアクションができるってのも素晴らしいですが、それにしてもご本人は「これでボーンシリーズは完結」と言ってるけど、制作サイドが終わらせてくれるのかな!?(過去にそういうの、たくさんありましたよね~)

Jason01_2 あまり深く考えずに楽しめるアクション映画です。是非、大画面で☆

  

        

  

  
結構サントラおすすめかも☆

  

ボーン・アルティメイタム オリジナルサウンドトラック

  

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ALWAYS 続・三丁目の夕日 観た☆

Always03 昨日、11月3日に「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を観てきました。

わたし的には前作よりも良かったかなあ~。
パート1超えるパート2とか、どこかの記事で見ましたけど、そうだと思いますね。

では・・・

  
   

これより先の記事にはかなりのネタバレを含んでいます。これから観賞される方、ストーリーをまだ知りたくない!という方はご注意ください。

Always04 いきなりの非難シーンから始まりますが、実はここが一番好きだったりして(爆)
いいなあ、あのゴジラ。もうちょっと長めに別バージョンかなんかで作ってくれないかなぁ~。でもゴジラのお顔が30年代風じゃなくて現代風のいかつい可愛くないゴジラだったけど(笑)
しかしそのゴジラに工場を壊された事を激怒する鈴木オートが笑える(あはははは☆)

鈴木オートにしばらくの間身を寄せる事になった一平のはとこの美加。ものすごいゴーマンな態度にさすがの則文も笑っちゃってましたね。美加のためにゴージャスにスキヤキよ!と意気込んでいたトモエは「スキヤキなのに何で豚肉なんですか!?」と突っ込まれて無言・・・(爆) 六は「なんでこの女中と一緒(食卓が)なんですか」と言われるし。
最初はこの調子だった美加も最後は可愛い子になって福岡に出発していきました。

Always02一体、茶川とヒロミはどうなるのか!?ってのが、最大のテーマでもあるんですけど、その結末は最後の最後で明らかに・・・・でしたね。
淳之介の父親はあれで諦めたわけではなく、前回以上の登場シーンだったし(笑)でもまあ、自分の子供が人並み外れたド貧乏な生活をしているわけですから、誰でもああするかなぁ~と、思ったり。現実主義なだけで、非常識な人ではなかったわけですね。ある意味、淳之介って父親似なのかも。

茶側に贈られた(?)想像上の指輪を眺めるヒロミがいじらしかったりしましたが、それにいちいちケチをつける同僚のダンサーを手塚理美が演じていました。しかし、最後の最後でいい人だったわけです(笑) 結局みんなイイ人なんですよね。

Always01 毎回毎回熱血なんだか豪傑なんだかわからない鈴木オートは戦争に出征していた時の隊で集まりがあり、ためらいつつトモエに説得されて出かけていく。本当は行ってみたいのに、どれだけの仲間が生き残っているのか知るのが恐いという彼がなんだか切なかったりして。。。。しかしもっと切ないオチが牛島(出た!のだめのくろきーん☆福士くん)とのエピソードでした。結局、彼は鈴木オートの見た幻かユーレイだったわけですね。
牛島を連れて家に帰りご機嫌で呑みまくってご機嫌で牛島と語っていたはずなのに、翌朝トモエに昨夜は1人でしたよ。。。。と言われた時の鈴木オートの表情が・・・・なんだか切ないけど、「そうだったのか・・・」みたいな、自分の前に現れて生き残った者は幸せにならなきゃ、と言ってくれた牛島に感謝しているような、何とも言えない感じでした。。

トモエも戦時中、好き合っていた相手とバッタリ再会(出た出た、上川すわ~ん!)彼が勤めているというデパートがあの橋の上から見える、アドバルーンを上げてるところ?最後、ヒロミと茶川と淳之介が買物をしてきたらしい店?と考えると(考えすぎ?)繋がってるなぁ~とか、1人で納得してしまったり(笑)
トモエの呑気さって微笑ましいですが、鈴木オート夫妻くらいの年齢ならば戦争に巻き込まれていた年代の人で、必死で逃げ回っていたりした頃があったわけですよね。東京大空襲なんかもあったわけですし。
呑気でいられるって事が平和の象徴、幸せの象徴だったのかもしれませんね。

  

Still0090 Still0092 結構笑えるシーンがありましたけど(ほとんどが鈴木オート絡み)前回以上に泣けるシーンもたくさんあって、ものすごいドラマチックな話ってわけじゃないけど癒される映画だと思います。

残念だったのは、映画館のロビーにあった「鈴木オート」の手拭いが一瞬で売り切れてしまっていた事orz あぁぁあ~、欲しかったぁぁぁぁ~。
ちょっとネットで探してみよっと(笑)

Still0094 見事なVFXで生まれてるはずもない時代が何故か懐かしく感じてしまう不思議な感覚。是非、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

  

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HERO 観た!

Still0029 かなり遅れ馳せながら「HERO」観てきました~。

まあ、連ドラも面白かったのでたぶんそこそこ面白いんだろ~と思って行ったのですが、良い意味でも悪い意味でもその通りでした(笑)

さて・・・・一応、お約束の注意事項を・・・・
  
  

これより先の記事はかなりのネタバレを含んでおり、これから観賞する方には大変危険です。くれぐれもお気をつけ下さい!!

  
  
  
Still0015 去年のSPドラマで城西支部に戻ってきた久利生。
おっと、そうだった。去年の夏のSPを思いっきり忘れてしまっていたわたしはレイトショーに出かける前に慌てて山口でのエピを復習。ギリギリまでおさらいして観に行ったので、助かった部分も多々ありました(笑)

映画の感想交えて、ちょっとダラダラ語ってみたいと思います。

Still0018 Still0019 しかし、このキャスティング、わたし的には結構ツボだったんですよね。
ちなみに久利生が担当した公判の裁判官が野口先生でした~(あははは、医龍のキャラとは全然違ったけど☆)

松本幸四郎、松たか子の親子ショットも見られました。松本幸四郎ね~・・・・、彼が市川染五郎だった頃、結構好きだったんですよね~(オヤジ好みなガキだったのさ)
昔、彼を「ケーン」と呼んでいた頃があったなぁ・・・なんて思い出したりしながら観ていました。(彼が遥か昔に出演していた大河ドラマ「山河燃ゆ」の主人公の呼び名だったのだ)
それと、放火魔の古田さん(爆)
あまりに似合いすぎて思わず苦笑してしまいました。
それから「ホタルノヒカリ」でものすごいイメチェンに成功した綾瀬はるかちゃん。彼女は去年のSPに出てましたけど、その時より成長してるし「あ、蛍ちゃん」と思った人、多いんじゃないかな。ちょこっと顔出す人が旬の人っぽいのも亀山さんならでは、かな。

Still0028 それにしても、木村くん。
アイドルという枠を超えてすごい存在になりつつありますけど、わたし特に彼のファンだというわけではないんだけど、努力家というか意地っ張りというか、なんでもやる人だなぁ~と感心しつつ、実は彼の髪型が数年前から(HEROの連ドラ時とか)気になってるんですよね(そこかい!)マネしてみたいんだけどね~、一歩間違えると完璧なオバサンヘアーになっちゃうからなかなか難しい(ただいま実践中☆笑)

Still0022_2 Still0020_2 相変わらず通販好きの久利生だけど、サッカー選手の公式本では失敗してましたね。でもこの時のスペイン語のCDが最後まで活躍してましたから、まあいいでしょう(え?)

芝山が起訴した事件の公判を久利生が引き受けるものの(芝山は自分の離婚裁判で忙しかったのだ/爆)スラスラ自白していた被告が一転して無罪を主張。しかも弁護しているのは刑事事件無罪獲得数日本一の蒲生一臣。蒲生の予期せぬ逆襲にたじたじの久利生。例によって雨宮と共に粘り強い、いや、しつこい、いや、現場100回の精神で忍耐強い裏づけ捜査を続ける。

Still0026 たまに登場する中井貴一演じる滝田が良い息抜きというか、癒し系な雰囲気を醸し出していましたけど、もうちょっとガッツリ去年のSPと話をつなげちゃっても良かったんじゃないかな?久利生にバキューンされちゃった山口の事件での引き金になった女が登場しなかったのがちょい残念。

それにしても韓国ロケって必要だったのかなぁ~(笑)
向こうで協力してくれた捜査官とのエピや、海外へ行っても久利生と雨宮は変わらなかった!というのはいいと思うんですけど、妙にイ・ビョンホンの存在だけ浮いてなかった?もうちょっとストーリーに馴染ませても良かったんじゃないかな~、もったいねーなー。と思いましたね。

ラストの法廷での久利生の訴えが見せ場ですが、案外あっさり花岡に勝ってしまったところが拍子抜けな部分であり、火事の野次馬835人に被告人の画像をチェックしてまわったと聞いてちょっとジーン(いや、実はドカーン)ときた部分でもあり、あまりドロドロしすぎないところがこのシリーズの魅力かな・・・・と一人で納得してみたり。と、コロコロ感想が変わったシーンでもありましたね~。

Still0030 しかし、この映画っていうか、このシリーズとっても「踊る」に似てますよね。(いや、同じフジのドラマ出身だからってのもあるけど)なにがって作り方っていうか、オタクっぽいこだわり方が・・・(笑)
亀山さんが映画製作局長になったとはいえ、なんとなく作品の傾向が似てくるってのはあるんですかね?
海猿のLIMIT OF LOVEもなんか妙に群像劇っぽかったし。

脚本は同じ人じゃないけど、ドラマのテイスト自体が似てくるって・・・・テレビ局の色とかって事なんですかね。まあ、脚本だけで作風が決まるわけじゃないけど。「HERO」は連ドラの時にはむしろ三谷さんの雰囲気に似てるなぁ・・・とか思ってたんだけど、この映画版は思いっきり「踊る」でした。
なんだか久々に青島くんに会ってみたいなぁ~なんて思ってたら、そういえば今日明日と「踊る」の映画が地上波で放送されますね。

しかしこの本編を見てすっごい後悔したのが、このメンバーでスマステーションに出演した彼らが視聴者が選ぶヒーローランキングをメインにトークしてる映像を残しておかなかったこと! (ちくそー) こういうのって、ある意味運命の出会いなんだろうけど、この城西支部のキャスティングなくしてこのドラマの成功はなかったよね。
すごく結束してる雰囲気がよく伝わってきたし。そういうメンバーとお仕事できるって幸せだろうな~、ましてこれだけ結果を出してれば嬉しさ倍増でしょう。

Still0031 Still0032 まとまりのない事をダラダラ書いてみましたが、ようするに結構面白かったです。しかしフジ系の映画って長くない?(笑)
も少しシャープな作りでもいいかもね。

☆去年のSPドラマの感想記事です。 HERO

  
 

久利生着用と同じデザイン☆コヨーテTシャツ
  

映画「HERO」オリジナルサウンドトラック

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ウルトラヴァイオレット

Cap188_2 正直そんなに期待しないで見ました~(笑)

やっぱり・・・・・な、仕上がり(爆)

ちょっとイーオン・フラックスとかぶるところがありますが、わたしはこっちの方が好きかな。だってジョボビだしぃ~♪

シャーリーズ・セロンもかなり好きな女優さんなんだけど、アクションはジョボビとかキャリー=アン・モスの方が上かも。(ちゃんとアクションしてるのはキャリー=アンかな)

Cap187 なんだか内容があるようなないような・・・な話でしたが、ようするにウイルスに感染している「ファージ」と呼ばれる集団と人間の闘いの話?って感じです。

ものすごい強すぎる無敵な殺し屋をジョボビが演じていましたが、あまりに強い・・・強すぎるでしょお、あれは(笑)マトリックスの中でピョンピョン跳んでるトリニティとタメ線張ってます。ファージから派遣された殺し屋ヴァイオレットが自分が盗み出すよう依頼されていたスーツケースの中から人間の男の子を救い出す。
(てか、このスーツケースの中の子ってどうやって入ってたの??どうやって出したの??)
すんごいマニアな話させてもらっちゃうと、昔やってたアニメの装甲騎兵ボトムズの主人公キリコがフィアナ(プロトワン)を発見した時と極似(わかる人にしかわからない)

理由はわからないが、その男の子シックスを救い出したい衝動に駆られるヴァイオレット。しかし何からどうやって救い出したいのかもよくわからず・・・(劇中の本人たちもよくわかってないらしい)結局、死んだと思われたそのシックスを救い出す為にすごいアクションを繰り広げ、最後はシックスとどこかに消えるお話。

Cap189 う~む、まあ理由とか矛盾をあまり考えずジョボビの美しさを堪能する映画です。(なにそれ)

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レミーのおいしいレストラン☆観た!

Rat_wallsremy_800 先日、レミーのおいしいレストランの試写会に行ってきました。

実は上映前にかなり気分を害する事があったのですが
まあ、子供連れだった事もあり思い出すのもムカつくのでそれはとりあえず置いといて・・・

なかなか良い映画でした☆

ここから先、若干ネタバレ気味です。
でもこれを見てもさしつかえないと思いますが、一応これから観る予定の方はやめといた方がいいかもしれません。

  


主人公は・・・・ねずみのレミーになるのかなぁ?だよね。
あまりねずみらしくないレミーは親兄弟からもその行動を理解してもらえない。彼は残飯をあさる仲間たちとは違って料理をしたがる変わったねずみだった。
そんなある日、仲間たちとはぐれてしまったレミーは「グストーの店」にたどり着き、そこでリングイニと知り合う。料理などまるでできないリングイニはレミーが作ったスープを見込んで、レミーの操作通りの行動ができるよう特訓する。
それが成功し、昔の活気を取り戻したグストーの店。だが、シェフのスキナーはリングイニの存在を疎んじていた。それにはある重大なわけがあったのだ・・・・!

映像の美しさは語るまでもありませんが、ストーリー展開がとてもスピーディで面白いです。料理評論家のイーゴがラタトゥーユを口にして一瞬にして子供の頃を思い出すシーンがとてもグッときます。

結局、ウソはいけないとか盗みはいけないとか、ディズニーらしいところは押さえてますね(笑)レミーやリングイニ、イーゴにとって都合の良いラストでないところが納得できるかも。子供から大人まで楽しめる秀作です♪

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パイレーツ・オブ・カリビアン☆ワールド・エンド観たっ!

Jack_worldend_3やっと観てきましたよ
ワールドエンド。

公開から随分経ってしまいました~、許して!ジャック!!

・・・・と、いうわけで毎回毎回くどいようですが、いつものフレーズを書かせて頂きます。対象者の方はくれぐれもご注意を。

  

  

これより先の記事にはかなりのネタバレを含んでいます。これから観に行く、結末を絶対知りたくない!という方は絶対読まないで下さい!!

  

まず、わたしの感想第一声・・・・

クラーケンが死んでた!!! (なにそれ・・・)

Jack_1 無敵かと思われたクラーケンがあっさりと干物になってて、ディヴィ・ジョーンズはベケットに脅迫されて船を乗っ取られてるし、超無敵と思われた悪役たちが次々と陥落で「あれっ?^^;」って感じはあったものの、わたし的には満足のいく3作目でしたよ。

あまりにネタバレのオンパレードでも芸がないので(え?説得力がない?)
わたしが印象的だった事を一言で書き出してみますと・・・・

1.当然ながらジャックも人の子だった!(パパ役のキースが出るとか、やっぱり出ないとか色々な噂があったけど結構出演シーン長いじゃん!ママは・・・・・以下省略^^;)

2.ティア・ダルマがウルトラマンに!いや、マジンガーZ!いやいや、ゴジラにキングコング!!(何が言いたい・・・・)

3.ディヴィ・ジョーンズの跡取りはウィルだった!

Jack01 今回はジャックの登場時間はかなり控えめ。代わってバルボッサの存在感がすごい。かなりカッコいい感じでしたよね~。ジャックはカッコよさでは微妙^^;
相変わらず、優しいのかズル賢いのかマヌケなのかわからないひょうひょうとしたキャラを見事に演じていましたがもうちょっと存在感があっても良かったんじゃないかな~。まあ、もともと1作目からジャックのワンマンショーってわけじゃなく、周囲のキャラがかなりの比重で描かれていたのでこれでいいのかもって気もしますが。悪いやつなのか良いやつなのか最後までわからなかったですが、間違いなくお人よしな海賊ですよね。ウィルが刺された時のジャックの表情が物語ってます。永遠の命もウィルに譲っちゃったし。(でもウィルってあの時死んだ方が幸せだったような気もするよ・・・。だって幽霊船の船長になっちゃったわけだし^^;)

それにしてもウィルの親父!!
使えるような使えないようなよくわからん存在でした。ウィルがやられる前に目を覚まさんかい!と言いたい・・・・(笑)前作に引き続きものすごい存在感と見事な演技のエリザベス。海賊の王となって皆に檄を飛ばすシーンはカッコいいですわ~♪

しかしこれってハッピーエンド風の悲劇!?
ウィルとエリザベスにとっては必ずしもハッピーな終わり方ではないですけど、映画的にはこれくらいの展開があった方がいいのかな。結構意外な展開でした。

そうそう、エンドロール後に重要な映像があるから最後まで観るように、という記事をよく見かけますね。。。しかしわたしは言いたい。何かなければエンドロールは観ないのか!?あの作品に携わった全ての人のクレジットまで見届けて一つの作品だと思っているわたしはガキの頃から今に至るまで一度も、室内の灯りがつくまで席を立った事はありません。周囲の人たちに対しての配慮とかモラルの問題だと思うけど。(すっごいタイトなスケジュールで観賞している場合は仕方ないですけどね)

さて・・・・とうとうパイレーツオブカリビアンまで終わってしまいましたよ。
ロッキーが終わり、ジャックが終わってしまい、かなり気が抜けてしまった感じの今日この頃・・・(笑)2作目もわたし的にはすっごい面白かったのですが、今作はホントに「え?もう3時間経ったの?」っていうのがホントの本音。
まさに言葉通りアッという間の3時間。長時間の作品て、今までも色々観てきましたがこんなに時間が経つのを忘れていたのは初めてでした。それほど息継ぐヒマを与えぬ展開・・・ってわけでもないんですけど(おいおい話がまとまらないぞ)不思議な感覚ですよ、ホントに。
でも何より「寂しい!!」ってのが今のホントの気持ちかな(笑)
もう何年も楽しみにしていたのに、それがこれで終わってしまった~って感じ。
なにしろ、今作の為にディズニーランドまで行ってカリブの海賊に入ったんですから(ええ、ハッキリ言ってここまでくるとバカです/自爆)

さよなら、ジャック!最後までラリッててありがとう!!(え・・・?)

映画館で観るにふさわしい大作です。
DVDで観ればいいかな~っと思っているあなた☆是非大画面で観る事をオススメします。

いつものことながら追記アリです^^;ご了承ください。
1度読んでも、また後から覗いて下さったりすると文章が増殖している可能性高いです(笑)

パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド オリジナル・サウンドトラック パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド オリジナル・サウンドトラック

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プラダを着た悪魔

Cap171_3 一言で言って

もう最高☆の映画です。

昨年、公開された時に映画館の予告編でこの作品を知ったわたしは是が非でも観賞したい衝動に駆られましたが、仕事上のあまりの激務に断念(涙)
やっとDVDで通しで見られました(最近本を1冊読むのも1週間がかり。正直言って読むのではなく見る状態。映画を1本見るのに2~3回に分けないと見られない^^;)

もう既にDVD化されているものなので容赦なくネタバレでいかせて頂きます☆
(・・・・って、公開中の作品もネタバレじゃん←おだまりっ)

Cap172 ジャーナリスト志望のアンドレア(アン・ハサウェイ)はファッション誌ランウェイの伝説的編集長ミランダ(メリル・ストリープ)のアシスタントの面接を受ける。成績優秀だった彼女だが、ファッションにはまるで興味なし。ミランダにも第一アシスタントのエミリーにも呆れられる。だが何故か採用。
ミランダの一見公私混同とも取れる仕事の指示に辟易するアンドレアだったが、自分の望みの仕事を得るためにランウェイで仕事している態度を指摘され反省。スタイリストのナイジェルの協力でファッショナブルなアシスタントに生まれ変わる。

Cap173 Cap174 持ち前の利発さで仕事をこなしていくアンドレアを見込んだミランダはエミリーよりも彼女を評価し、1年の内で最も重要視されているパリのイベントにアンドレアを同行する事を告げる。エミリーにとってパリのイベントはすべてであり、必死にダイエットしている彼女を思うとその事を言い出せないアンドレア。また私生活でも恋人のネイトとのすれ違いから別れてしまう事になる。すべての再出発のつもりで出かけたパリだったが、思わぬニュースを耳にしてしまう。ミランダをランウェイの編集長から外し、ミランダが敵視しているジャクリーヌを後任にする事が決定しているというのだ。
この事を必死でミランダに伝えようとするアンドレア。ところが、それは思わぬ形で決着がついている事を知る。アンドレアを支え、相談に乗ってくれていたナイジェルの転職先にジCap176ャクリーヌを推薦する事で自分の地位を守ったミランダ。ナイジェルの気持ちを察し、ミランダを非難するアンドレアだったが、彼女から「自分とあなたは似ている」と言われ、これまでのエミリーとの事、ネイトとの事などを振り返りその場から姿を消してしまう。

後日、ネイトに会い和解したアンドレアはミラー紙の面接を受けに行く。そこでミランダからミラー紙宛にFAXが届いている事を知らされる。
Cap178 Cap179




   

「彼女は今までのアシスタントの中で最も期待を裏切ってくれた。彼女を雇わないのならあなたは最高の大馬鹿者だ」ミラー紙のデスク宛に書かれたそのFAXの内容に驚き感動するアンドレア。彼女のこの数ヶ月間の努力は無駄ではなかったのだ。
車に乗り込もうとしているミランダと偶然遭遇するアンドレア。手を振るアンドレアにいつもの無表情な顔で車に乗り込むミランダ。しかしその窓越しにアンドレアを見送る顔には劇中初めての笑顔とうっすら涙が浮かんでいた。(これぞ鬼の目にも涙)

Cap181 これから社会人になる人にも、今一生懸命働いている人にも是非見ていただきたい作品です。わたし的にはネイトに何故謝罪するのかわかりませんでしたけど(笑)
彼に理解がない、とは言いませんがアンドレアは自分自身のキャリアの為に必死にやっていただけですよね。ミランダに非難され落ち込んだアンドレアがナイジェルにグチって逆に叱られるシーンがありました。
何百万人もの人が憧れる職業について文句ばかり言っている。きみの替わりは5分で見つかる。嫌なら辞めてしまえ。厳しいですけど社会ってそういうものですよね。嫌なら辞めるしかないんです。でも何のキャリアもない若い女の子が自分の希望しているジャーナリストとしての仕事に就ける方が不思議なくらいなわけで、必死にそのチャンスを掴もうとする事を非難するのは、要するに「自分といたければ適当な仕事に就け」って言ってるのと同じですよね。アメリカも日本もそういう根本的なところはそうそう変わらないんだなぁ~と実感しました(笑)

自分の希望しない職場でやりがいを見出して必死に努力するっていうのが実は人を一番向上させるような気がするんですよね。自分が不得意だと思っていた事、自分には全然興味がなかったはずの事を引き出してくれる最大のチャンスだからです。実はわたしもそうやって社会人としての道を歩んできましたが、予期せぬピンチや実はイヤイヤだった事が今の自分を支えてくれているのは変えようもない事実です。
ようするに、つめこみって事ですかね(笑) 子供でも大人でもゆとり教育で自分を伸ばすのは非常に難しいのかもしれません。でも、辛いっていうくらい試練を与えてくれる職場や上司ってのは実はありがたい事かもしれませんね。それだけ自分にやらせてもらえる事が多いって事ですから。忙しい内が華、何もやれる事がない、暇を持て余す事ほど辛い事はないですよね。(わたしだけ・・・かもしれませんが/笑)

頑張っても報われない悔しさとか、周囲の人に理解してもらえない辛さとか、爽やかさ、切なさ・・・などなど色々な要素が満載のとてもファッショナブルでハートフルな映画です。わたしは初めてメリル・ストリープって上手い人なんだな、と実感しました(失礼☆)

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ロッキー・ザ・ファイナル 観たっっ!!!

Rocky6 とうとう観ました「ロッキー・ザ・ファイナル」!!!

自分にとっても朝から波乱な日でしたが、なんとか初日に観ることができました。

そして警告です・・・

   

ここからはすっごいネタバレです!!!
しかもハンパじゃないネタバレばっかりです!!
これから観る方はくれぐれも注意してください!!!

  
Rocky3
最愛の妻をガンで亡くしたロッキーは小さなイタリアンレストランを経営していた。息子のロバートとは疎遠気味。エイドリアンの命日には長々と墓参りをし、エイドリアンの兄ポーリーと想い出の場所を周るロッキー。
(あのペットショップには驚き!まだあるのね)
昔行きつけだったバーにふと立ち寄ったロッキーはリトル・マリーに会う。彼女は以前子供の頃に夜遊びしているのをロッキーにとがめられ、家まで送ってもらいながら彼に悪態をついた過去があった。その彼女も既に大きな息子がいる。時の流れを実感するロッキー。

ある時、現ヘビー級チャンピオン、ディクソンとロッキーのコンピューターによる対戦シュミレーションがテレビで放映され、注目される。その放送を見たロッキーはある事を決意。それはプロボクサーとしてカンバックする事だった・・・・。

  

大体ストーリーは観賞前に知っていたので、特に驚くような展開はありませんでしたが、それにしても、いや~・・・なんていうのか「生きてて良かった」と心底思った日でした。
最寄のワーナーにe席リザーブで予約して仕事後に直行し、夕食代わりのホットドックをロビーで食っている時にそこで流れていた予告編で号泣(早すぎる・・・)
初めて入った8番スクリーンのキャパの大きさに満足しながら、ちょうど劇場のド真ん中の最高の席である事にご満悦になりながら、冒頭のウィンクラー・チャートフフィルムのロゴが出た時点で更に号泣(まだ始まってないって・・・・)
ロッキーがロバートに「人生ほど重いパンチはない。だが耐えて前に進め」と諭すシーンでは超号泣。・・・・と、ここで大変なアクシデントが!!!

Rocky2多少、心配していたのですがここでコンタクトが思いっきりズレてしまい、真っ暗な映画館の中で途方に暮れてしまいました。しかし画面を見続けていないと話がわからなくなってしまうので、まぶたの奥にくっついてしまったレンズを探しながら画面を見続け、(一番楽しみだったトレーニングシーンがあぁぁぁぁ)奇跡的にレンズを取り出す事に成功。
しかしこういう場合、暗闇でしかも鏡もなく水道もないので状況は絶望的。しかしダメ元で入れなおしてみたら、な、なんと!うまく入ったんですよ、しかも曇りもなく!!
不幸中の超幸い。(いや執念か・・・・)

トレーナーとしてデュークがいきなり参加していましたが、もうちょっとそこんとこのエピソードが見たかったかなぁ~。
ライバル、アポロのトレーナーとして敵同士だったのがパート4でロッキーのトレーナーとなり、亡きミッキーの役割を果たす重要な存在感あるキャラですし、わたしデュークが大好きなんですよね♪ロッキー4での「No,Pain」は忘れられないんだよなぁぁ。

しかし驚いたのはポーリーですよ。
この人、若い頃からほとんど変わらないね!(爆)
ロバートに「怖くないの?」と聞かれたシーンではロッキー4のロシアに出発する前の場面を思い出しました。まだ小さかった息子にドラゴと闘うのは怖くないのか?と聞かれ「怖いよ」と答えるシーンはとても印象に残ってるんですよね。でも、もう1発パンチを、もう1ラウンド、と勇気を振り絞って闘う精神はこの6作目でも生き続けていたようです。

ロバートが有名人である父親を疎ましく思うところなんか見ていると「ばっかやろう、父ちゃんはな、すんごい苦労してお前と母ちゃんを守ってきたんだぞ。」と説教してやりたい気分になりましたよ(笑)
ロバートを身ごもったエイドリアンがロッキーの復帰に反対だったり、命がけでアポロとの再戦に行く時、負けたとしても命まで失わないように、と神父に試合前の祈りをしてもらう姿が走馬灯のように駆け巡りすべてが懐かしさと感動で号泣の2時間でした。

Rocky_balboa_3 わたしが初めてロッキーシリーズを劇場で観たのが「ロッキー3」
当時、まだ家にビデオデッキもなくて前作を観る方法は地上波で放送される事くらいしかなかったんだけど(地上波も何も衛星放送ってなかったか・・・^^;)毎日毎日ロッキーの事ばかり考えていたある日、学校で「小さな恋のメロディ」か「ロッキー2」を体育館で上映してくれる事になって周囲の人を説得した覚えがあります(笑)
普通、女子ってこの場合メロディの方がいいって言うのね。結局、わずかに男子の方が人数が多かったのでめでたく「ロッキー2」に決まったんですけど。

しかしこれ・・・・ロッキシリーズを初めて観る人にはちょっと物足りないのかな?
ストーリー的には十分楽しめるだろうけど、前のストーリーを知っておいた方がいいかも。でも、この映画はシリースのすべてを観てみる・・・というより、ロッキーと共に歩んだ年月が感動の源のような気がしますね。
あ、この時自分はまだ子供だった、とか高校生だったなぁ~とか。
パート2で生まれたジュニアがこんなに大きくなって・・・・。とかとか。

でも長年の思い入れとかキャラとか色々いるので、わたし的にはもうちょい時間が長くても良かったかなぁ、って感じです。まあ間延びするのもいけないんだけど。
過去の映像をフラッシュバック的に入れているのが長年のファンにとってのファンサービスになってると思いますよ。エンドロールもなかなか良かったし(いや、すごく良かったし)

また観られたなんて夢のようですが、これでもうホントに終わりかと思うと凄く寂しい・・・という、なんとも勝手なファン心を持ちつつ、2回目はいつ行こうか。と、考えているわたくしでした。

Rochy1 今までに「尊敬している人は?」という質問に何度も答えてきましたが(ネットでのアンケートなどでも)その度に何十年も答えはほとんど変わりません。

“坂本龍馬とロッキー・バルボア”

                     

*かなりの追記があります、あしからずご了承ください。尚、あまりにも思い入れの強い作品なので、今後どれだけ追記があるかわかりません。これからも文章が増殖し続ける可能性あり。

  

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