ドラマスペシャル『火車』
17年ぶりの映像化でしたが、わたし的には予想以上の出来にでした(笑)
主人公、本間俊介は警視庁捜査一課の刑事だが、現在足を銃撃され負傷し休職中。妻を半年前に亡くしている。一人息子の智を抱え、刑事を辞めるモードになっている。
ある日、亡くなった妻の親戚である和也が焼香に訪ねてくる。しかし彼の目的はどうやら失踪した自分の婚約者の行方を俊介に捜してもらう事らしかった。その婚約者・関根彰子は、自己破産という過去を背負っているようだった。
彰子の自己破産の手続きをした弁護士を訪ねた俊介は、そこで意外な事を知る事になる。和也に「関根彰子」だと名乗っていた女は実は別の人間だったという事がわかったのだ。
同僚の碇の協力を得て、俊介は彰子の足取りを追っていく。
宮部みゆきさんの作品は暗く重いイメージがあって、なかなか手が出ないんですが、この作品は以前に映像化された時の印象が強く残っています。
今回、上川さんが主役なので見たんですが(笑)予想以上の出来にすっかり萌え萌えでした(爆笑)
最後の最後まで佐々木希ちゃんのセリフはないままでしたが、違和感なく見られましたし、写真や話の中でしか出てこなかった「新城喬子」が、ラストに登場した時には、ついに彼女と対面できた俊介の気持ちとシンクロして、なかなか良かった演出だったと思います。
負傷して休職中、しかも刑事を辞めるかどうかの暗い淵にいるはずの俊介が妙にかっこいいので(笑)そこはちょっと違和感だったかもしれませんが(ははははは)
ガレッジセールのゴリが彰子を慕う幼馴染の役を好演していました。彼女の遺体が出てきた時の涙には正直ちょっとグッときました。
関根彰子も新城喬子も同じような境遇というか、幸薄い立場だったのに、一人は加害者になり一人は被害者で学校の校庭に埋められている・・・なんて、ヒサンな話ですよね。
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