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2011年2月

GANTZ

そういえばスッカリ忘れてたんだけど、「GANTZ」初日に見たんだよね(こらこら)

それで思い出したんだけど、暮れに見た「バーレスク」のレビューも忘れちゃってたね(既にやる気全くなし・・・ってワケじゃ決してないんだよね。単純に本当に時間がないのだ)

せっかくなので、ちょこっと記事にしておこうと思います。

自分的には「う~ん・・・」って作品でした。
たぶん良く出来た原作なのだと思うんだけど、これを映画にしちゃうと微妙な感じだよね。

この映画のSP番組で松山くんが「ただ人が死んでる映画と思われかねない」と言ってたけど、確かにそんな感じだよね。ちょっとスプラッタすぎなんじゃ・・・と思っちゃったけど、これは続きを絶対見るな(笑)

松山くんが実は生きてるってのは、予告編でバレちゃうから、それがもったいないな・・・と感じた部分。ラストでチラッと出たのは何だったんだ!?って引きの部分が意味なくなっちゃうからね。

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あしたのジョー

Joe007_2 公開初日の2月11日、「あしたのジョー」を見てきました。

わたしにとってジョーは魂のバイブルというか、並ぶものがほとんどないくらい、自分の中の深いところにずっと生き続けている宝物のような存在です。

正直、映画化には複雑な気持ちはありましたが、不思議なくらい抵抗感はなかったです。何となくキャラもハマッてそれなりに良い作品になるだろう・・・的な予感があったのだと思いますが。。。

では

これより先の記事はネタバレばっかりです。これから鑑賞予定のある方はご注意ください。

Joe002 いきなり少年院に入り、いきなり力石と出会ったのは時間の都合上仕方のない事だとは思いますが、何だか二人の因縁というか絆を描くにはちょっと難しいかな・・・と感じました。

ですが、先日のヤマト同様、わたしにはジョーが実写版として目の前に存在している事実だけでもう感動というか、驚きというか、ドキドキしっぱなしというか、うまく表現できないですが、とにかく狂喜していました。

丹下健闘クラブがあまりに忠実に再現されているのには驚きましたが、何といってもわたしが反応したのは、あのジョーのスウェットというかジャージ(?)姿!おおお、あの首周りが赤くて、サイドにラインが入ってるあのウエアがぁぁぁぁぁ!って感じです(笑)

そしてとにかく驚きなのが、香川さん演じる「おっつぁん」
なんであんなに原作の絵&アニメにソックリなんだ!!声まで藤岡重慶さんにソックリ!とにかく感心したのが、ロードワークしている時の「ジョー、あご引け、あご」と言った時に振り返って「早くこんか!」と西に叫ぶシーン。あまりに段平そのものなので本当に超驚き。いや~、香川さん、神だね。
伊勢谷くんも力石のイメージにすごく合ってたし、良かったと思います。

ジョーを演じた山Pに関しては・・・・(笑)
賛否両論みたいだけど、これだけ世の中に定着しきったキャラを良く頑張って演じたな・・・と、拍手を送りたいです。誰がやっても不満は出るだろうし、まず引き受けるという勇気は評価すべきだと思うかな。
ただね・・・ジョーはあんなに寡黙なキャラじゃないので、もうちょっとあのヘラヘラ感を出して欲しかったかな(笑) だって彼の定番の笑い方は「へへっ」だからね。

映画はアニメの最初の劇場版と同じで力石の死で終わりましたね。
あの「力石ぃ~」という半端な涙じゃなくて、原作&アニメの「わぁぁぁぁぁぁぁ~!」を見せて欲しかったかなぁ、これは本気で残念。あの絶叫がジョーの絶望を全て表現してるといっても過言ではなかったと思うし。

あれからが大変なんだけどね・・・。力石の死がトラウマになってしまったジョーはカーロス・リベラと出会うまでテンプルを打っては嘔吐する・・・を繰り返し、やっと力石の死を乗り越えるものの、カーロスもパンチドランカーになり廃人。

そして東洋ランキングに挑戦する頃にはジョー自身も成長期でウエイトオーバーに。しかし、段平の意見を聞き入れず、力石が決死の減量で降りてきてくれたバンダム級にあくまでもこだわり、自身も過酷な減量に挑戦。

Joe001_2 「俺のバンタム・・・減量への挑戦」っていうアニメ版パート2のタイトルがあるんだけど、これがまた泣かせるのよぉぉぉぉ(号泣)
乾いたみかんの皮を拾い上げるジョーに段平は水と中身の入ったみかんを差し出すものの、それを握りつぶし水を地面に叩きつける。
サウナに下剤を飲んで入ってまでウエイトを下げたジョーは、対戦相手の金龍飛を見て自信喪失。子供の頃、戦争で過酷な体験をした金は減量など甘えた満腹ボクサーの問題だ・・・と軽蔑のまなざしを向ける。

心の底まで冷酷なマシンのような金に苦戦するものの、目の前に水や食べ物があっても自分の意志で「飲まなかった。喰わなかった」力石を想い、おまえなんかにゃ負けられねぇんだ!と、逆転KOのジョー(これが泣かせるのよ、いつも泣かされるんだけど)

それを思うとパート2って、ひょっとしてアリ?
まさか作る気アリ??(そ、それはちょっと、どうだろうね)

結局、力石の歩んだ道をジョーも辿ったのかな・・・と思ったりした事もあるんですけど、今思うと普通に生きる事が難しいジョーが自分の気持ちを押し通してホセの試合で真っ白に燃え尽きた事はかえって幸せだったのかな・・・・・と、子供の頃には理屈でしかわからなかったけど、今はそんな風に思います。

Joe005 天涯孤独の身でありながら、周囲の人間に心底愛されたジョー。
葉子も段平もジョーを本当に愛していたもんね。あの段平がジョーに注ぐ愛情は、わが子に対する以上のものがあるし、劇中で「ありがとよ、おっつぁん」というジョーに涙を見せる段平にもらい涙でしたぁぁ(笑)

当時、実際に力石の葬式が行われたそうですが、それをわたしは母から聞いていました。実はこの「あしたのジョー」に出会えたのは母のおかげなんです。
わたしがまだ物心つかない頃に熱烈なファンだったそうで、その影響でわたしも原作やアニメを見始めました。その影響はかなり大。いまだにわたしの中の人格的な部分にまで影響を及ぼしているといっても過言ではない大きな存在。

初めてこの劇場版でジョーを知った人にはあまり理解できない世界観かな・・・と、ちょっと残念に感じる部分もあります。原作を全く知らずにあれを理解しきるのは難しいよね、時代も違うし。

でも、あの「自分を貫く」という精神を、違う角度でもいいから汲み取って欲しいなぁ。子供の頃わからなくても大人になってきっと、自分自身を支える指針となってくれると思うから。

劇中のラストで力石のグラブをつけて(妙にデカくない?これ、6オンスじゃないよね)力石の幻に向かって何とも切ない微笑を見せる山Pを見て、この年齢でこの演技ができるって、ちょっとスゴイというか彼の中の切ない部分を見せられたような気がして、ちょっとグッとしましたです。

寡黙でストイックすぎたキャラだったけど、ジョーのポイントは時々見せるあの影のある眼差し。あの陰のある表情を見せられる若い役者さんはなかなかいないので、わたしはすごく頑張ったね!と、山Pに拍手を送りたいです。

キャストの皆さん、ちばてつやさん、スタッフの皆さん。
本当にありがとうごさいました。
今この時に再びジョーに会えた事は自分にとって、これ以上ない励ましでした。

ジョー、これからもずっとずっと、よろしくね。

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