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官僚たちの夏 最終回

Still0003 無理が祟って倒れてしまった鮎川の余命は半年。

復帰は絶望的だったが、鮎川本人には病状の事は伏せてある為、企業局長は牧が兼任する事になる。かつて自分が倒れた時、鮎川は自分の仕事と牧の仕事を兼務して助けてくれた、その恩返しがしたい・・・と言う牧に感謝する風越だったが、その牧を冷ややかな目で見つめる片山。

Still0011 Still0012 繊維局長である片山の働きで鮎川がずっと気にかけていた国内繊維産業に活気が戻ったものの、総理就任以来すっかり変わってしまった須藤の動きが不穏なものになっていた。小笠原変換の際に特定の国内産業を犠牲にせずに済んだものの、見返りとしてベトナム戦争への支持と支援、1000億円もの負担をアメリカ側から要求されていた。
何の血も流さずに返還要求だけするなど虫のいい話は通用しない、という須藤に、それでは池内と同じだ、と指摘する風越。以前は池内のやり方に反発していた須藤は池内以上に、日本国内の事よりもアメリカとの関係に捉われてしまっていた。

Still0025Still0017 そんな中、鮎川が亡くなる。
大事な片腕を失った風越のショックは計り知れないものだった。
鮎川の葬儀の日、彼の死は無駄死にだ、と吐き捨てるように言う片山と庭野が取っ組み合いの騒ぎを起こしてしまう。弱者救済という概念がどこまで正しいものなのか・・・という片山の疑問が庭野にとっては鮎川が命がけでしてきた事を否定する行為、と映ってしまったからだった。

Still0030 色々な問題を山積みにしたまま、風越は退官を迎えた。
後任の次官には牧を指名し、天下りはしない事を宣言。

しかし次官となった牧は風越との約束を次々と破り、企業局長に片山を据え、庭野を繊維局長にしてしまった。風越との約束を反古にしていいのか・・・という片山に、自分だって風越によって企業局長から外されたと口にする牧。
以前とは打って変わって高圧的で須藤のご機嫌取りばかりする牧に、今度は片山は反抗的になっていった。

Still0033 Still0034 そして心配が的中した。
アメリカの時期大統領候補であるヒクソンと懇意にしている須藤は、彼の選挙の為に日本の繊維産業を犠牲にする事を密約。繊維を主な産業としている地域の票集めの為にヒクソンに協力してしまったのだ。そして牧はその事を知りながら、須藤の言いなりになっている。その動きを察知した片山は玉木と共に風越のもとを訪れ、その事を告げる。帰りのタクシーの中で、自分は今後が心配だ・・・と玉木に話す片山。上司がこんな事をしていたのでは官僚たちは理想や情熱を失ってしまう。。。
一見、らしくない事を言う片山に今度はきみが理想や情熱を持って人を動かし、仕事をすればいい。今のきみにならできるんじゃないのか・・・と言う玉木。

Still0035 Still0036 人が変わってしまった牧を訪ね、繊維産業を守って欲しいと懇願する風越。そんな事で先輩風を吹かせないで欲しいと冷たく突き放す牧に「牧は一体この国をどうしたいんだ!?」と問う風越。

しかし、ヒクソンは次期大統領に決定し、日本の繊維産業は窮地に追い込まれてしまった。

  

Still0037 なんか不思議な終わり方でしたわ。。。

原作がこんな感じで終わってるのかしら?しかしいくらなんでもあまりにも意味不明な終わり方ですよね。結局頑張り続けてきた風越たちは報われず、玉木・片山派が勝ったわけです。庭野なんてこの後どうなっちゃうのか・・・。

Still0039 Still0038 牧は一番クソヤローでしたね。。。
結局、片山にも反発され次期次官に指名した時も「あなたや須藤さんのようにアメリカに国を売ったりはしない」と言われてしまいました(爆)意外にも片山は風越の意志を継ぐ者になったようです。

しかしこんな終わり方は何だか救いがなさすぎて、良くないような気がしますね。。。
ちょっと微妙にショックです。

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コメント

原作と同じ感じの終わりです。原作では庭野もやはり無理と酒で体を壊して長期離脱します。
ただ原作と違うのは片山がちゃんと理想を持って突き進む次官に
なってくれそうなこと。

しかし庭野の疲れたという一言になんとも本当に
官僚って報われないのね…って思った次第です。

役者の気合の入ったいいドラマでした。

投稿: 涼夏 | 2009年9月22日 (火) 09時05分

涼夏さん

活字でたんたんと現実的な部分を描いていける小説と、映像はやはり違いますよね。。。
しかもドラマは1クールと、短い。

ラストを原作通りに持ってくるならば、風越をここまで綺麗なキャラにしてしまうと、こんな感じでバランスが崩れちゃうと思いましたです。

小説は何かを含んだラストや余韻で読者にその結末を任せますが、映像はがっちり1つのラストを映し出してしまいますからね~。
難しいですね。

投稿: せるふぉん | 2009年9月22日 (火) 09時19分

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