オルトロスの犬 第1・2回
その手で触れるだけで人の命を奪う事ができる男、碧井涼介に救われた刑事の長谷川渚。
涼介が触れた事で死亡してしまった事件の容疑者を見て困惑する渚だったが、その件で自分がやった、と涼介が出頭してくる。目の前で一部始終を見ていた渚は触れるだけで人が殺せる事自体信じられなかったが、何らかの方法で涼介が殺したに違いないと確信する。しかし死亡した男の検視の結果も心臓麻痺で、不審な状況ではないし事件性はない。涼介は釈放されてしまう。
涼介の不思議な能力をもとに捜査をすすめると、死刑囚として服役中の竜崎という男に辿り着いた。涼介を自分のところに連れてこいと要求する竜崎。
竜崎と会う事に同意した涼介は渚と共に拘置所を訪れる。しかし会うのは涼介一人だと言う。竜崎は涼介とは全く正反対の能力、人の病気や怪我を触れるだけで治してしまう力を持っていた。
自分のこの力があれば、世の中の困っている多くの人を救う事ができる・・・・!その竜崎の言葉に入院中の教え子で、渚が追っている事件の目撃者である加奈の姿が脳裏をかすめる。涼介が拘置所の所長を殺せば、自分がここから出て彼を生き返らせる、という言葉を信じて涼介は所長の命を奪う。
しかし、竜崎にその気はなかった。
刑務所から出る為に涼介を利用しただけだったのだ。
所長の不審な死に、涼介に疑惑の目を向ける渚。しかし今回もまた心臓麻痺。他に外傷も争った形跡もない。再び涼介は釈放される。
涼介は竜崎の過去を追って彼の出身地を訪れるが、そこで自分が幼い頃手にしたお守りに刺繍された模様とそっくりの石碑を見つける。
一方、娘の澪と帰宅したところを再度、熊切勝に襲われる渚。
このドラマの冒頭シーンで涼介によって殺された男の連れで、入院中の加奈が彼らの起こした事件のカギを握っている為、彼女を階段から突き落として意識不明の植物状態に追い込んだ男だ。しかし父親が製薬会社の社長で、現厚生大臣の強力なブレーンである為、誰も手が出せないでいた。
不思議な能力を持つ男、涼介に会わせろと要求する勝。娘をかばって勝ともみ合いになった渚だったが、勝の振り上げたナイフを持つ腕が突然誰かによって掴まれた。
それはなんと逃走中の竜崎だった。
お前も不思議な力を持っているのか、という勝のナイフを取り上げ、突然彼を刺してしまう竜崎。ショックのあまり、渚の娘の澪はぜんそくの発作を起こしてしまう。それを見ていた竜崎は治してやろうか・・・・と口にする。
その場を立ち去ったかに見えた竜崎だったが、再び倒れている勝のもとに戻り、突然彼の傷を治す。そして勝の父親の熊切善三に会わせろ、と言う。
再び、竜崎と会う事になった涼介は、彼の人の気持ちをもて遊ぶ思わせぶりなところに怒りを感じる。人の病気や怪我を癒せる力を持っていても、彼はそれを善意で使うような事はしない。
「あんたは俺に何をしてくれる」
命を救う事と引き換えに口にする竜崎の言葉には単なる金や地位を得るためではない、何か不気味な響きを感じる。
加奈が入院している病院に突然、酔っ払い運転の犠牲となった子供たちが担ぎこまれてくる。泣き叫ぶ両親を前に心が痛む涼介。それを見ていた竜崎が突然ある事を提案する。「おまえが犯人を殺したら、俺はあの子を助けてやるよ」
前回の所長の件で竜崎を信じられない涼介は、また口先だけの言葉だろう・・・と取り合わない。確かにお前の言う通りかもしれない、だが本当に助けるかもしれない。それを決めるのはお前だ。少しの可能性に賭けずお前はあの子を見殺しにするのか。
竜崎の言葉にまたしても犯人の男の命を奪ってしまう涼介。そして竜崎の姿は消えていた。またか・・・・と、うつむきかけた涼介の前に信じられない光景が。
運び込まれていた子供達が突然、意識を取り戻し怪我まで治っていたのだ。とうとう竜崎は自分の能力を使った。そしてそれを見ていた熊切は厚生大臣に電話を入れる。
なんかデスノの別バージョンって感じ。
名前も竜崎だし(笑)ありえないようなストーリー展開だけど、結構面白い。タッキーが見事な演技力で安っぽいお話にハクをつけてくれてる気がする。
うーん、いや違うかな。。。警察関係者だけが妙に安っぽく見えるんだよね(笑)
あんなのねーだろー・・・・って感じちゃうところが多すぎ。
涼介役の錦戸くんが、ちょっとソースケを思わせる暗いキャラで好演(どういう表現 笑)
ラスフレ以来の共演の水川あさみちゃんは、いいもの持ってるのに何か安っぽく見えてもったいない感じ。
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