CHANGE☆第４回

３５歳という若さで、しかもド新人でありながら総理になった啓太。

早速、身の回りの人事が動き出した。終始警護についているSPたち、美山の先輩ばかりで構成された事務次官たち。すぐにでも組閣に取り掛からなくてはならないが右も左もわからない啓太はとまどうばかり。
そこに組閣人事の原案を持って神林がやってくる。これを参考に・・・・みたいな事を言いつつ、ちゃっかり自分の意見を全面通してしまって朝倉内閣が発足してしまった。

総理の主席秘書官になった美山だったが、先輩にあたるエリート官僚たちに口出しする事もできず、次々と書類が処理されていく。それに総理の署名をするだけの状態にした書類の山を美山が啓太の前に持っていく。
総理としてのスケジュールは分刻み。一つ一つのものにじっくり目を通している暇などない。しかし、啓太はある書類に引っ掛かり疑問を持ち始めてしまった。そう、第２回に出てきた陳情男の猫と同じ。今回は　クラゲ　だった。

公邸に引っ越す事になった啓太だったが、あまりの広さに落ち着かず、ついSPの目を盗んで逃走し元の家に戻ってしまう。結局いつものモジャクラに戻り韮沢ひかると共にクラゲの資料を読み漁る啓太。公邸から逃走し、しかも大事な時間をクラゲに費やす啓太に激怒する美山だったが、何故総理をかばってやらない、何故総理に協力してやらないんだと韮沢から思わぬダメ出しをされてしまう。

韮沢をクラゲの調査に向かわせ、神林の忠告も押しきってクラゲの件にこだわる啓太に、この件が国の責任ではないと認定された時の関係者である小野田幹事長に啓太の説得を願い出る神林。しぶしぶ総理のもとに向かった小野田だったが、啓太の意志は堅い。

総理
間違いを認めて謝罪すると言うことは単に頭を下げる事ではありません。
金を払うという事なんですよ。
同じような問題は全国各地にある。
あなたはその全てに金を払ってもいいとおっしゃるのですか。

国に責任があるならそうするべきだと思います。

財政が破綻してもですか！？

破綻してもです。
悪い事をしたら償うのはあたりまえじゃないですか。
普通に生活してる一人より国の方が偉いんですか。
官僚の方が　　　偉いんですか？

その言葉に小野田の気持ちが動いた。そしてこのクラゲの件で国の責任を認める見解を示した東大の教授の名前を告げ、官邸を後にする。

あれは人形なんかじゃないですよ。

神林に笑いながらそういう小野田。

うーーーん今回は　　クラゲ　　でしたね。
それにしても、なにげない画面の隅っこで映ってる阿部ちゃんが何か喰いながらアチチチとやってたり、上司に怒りの報告をしているSPの後に啓太が立ち上がってこっち見てたり、細かい作りのコマ割りというか（漫画じゃないっつーの）凝った絵コンテというか（だから漫画じゃないって！）オタク精神満載のこだ わりがイイ感じです♪
そうそう、韮沢は何故かスーツケースに頭に突っ込んで寝てましたね。このドラマは全体的に久利生の総理版という感じですけど、やっぱり面白いです（笑）
（・・・にしても、韮さん、選挙はどうした！？）


現実はこんなに簡単じゃないとか、こんな綺麗事じゃ、何事も運ばないと思う人はたくさんいるでしょう。でも本当にそうですかね。
これは政治の世界に限らず、普通の企業でも言えることだと思います。
物事をいじくり回して複雑にしてしまっているのは自分達では？そんな考えの人が束になってしまえばどんな問題でも複雑になってしまうのはあたりまえです。

その世界で何とか生き残らなければ・・・・。周囲から浮いてしまったらやっていけない。そういう気持ちがないから啓太は強いのかもしれませんね。
人って腹黒くてもズルくても、皆がバカにするような綺麗事や純粋さに惹かれてしまうんだと思いますよ。どんなにスレた事を言ってみても人の気持ちを最後に動かせるのは、そんな｢綺麗事｣だと思います。

なんとなく予想できるストーリー展開の木村節ですけど、こんなドラマがあってもいいと思います。

頑張れ、朝倉総理。