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メッセージ~伝説のディレクター・杉山登志~

Still0018_7 リッチでないのに
リッチな世界などわかりません

ハッピーでないのに
ハッピーな世界など描けません

夢がないのに夢をうることなどは  とても
嘘をついても ばれるものです

60年代から70年代にかけて、名作CMを次々と世に送り出し、日本のテレビコマーシャルを芸術作品にまで高めたといわれる伝説のCMディレクター・杉山登志の物語。

この方。。正直言って知りませんでした。。。^^;

できれば見たいなぁ。。。と思っていたドラマでしたが、すっかり忘れていて何となく9時になったので「あ、もしかしてやってるのかな」と思いつつTBSを見たらやってました(やべぇ、やべぇ^^; あやうく見逃すとこだったよん)

CM制作会社?広告代理店?どっちかよくわかんないんですけど、内山理名演じる松本佐和が登志の弟のカメラマン伝命に自分と一緒に仕事をして欲しい、と頼むところからストーリーは始まりました。
まあ、この佐和ちゃんはいわゆる今どきなお嬢ちゃんで、こころざしはあるんですけど実際行動するとなると立派な甘ちゃんでした(笑)
自分のプラン通りに店をおさえて自分がモデルになり、お茶のCMを撮りたいというのですが結局上司からスケジュールの短縮を命じられ、焦るあまりに結局「やっつけ仕事」になってしまい、それを伝命に指摘されると「昔と今じゃ時代が違う」と、とんでもない暴言を吐きやがるのです。

そうねぇ、確かに「時代」が違うわねぇ。
もう引退していたベテランカメラマンを引っ張り出しておいて、注意されれば素直に聞くことすらできない。百歩譲って例え相手が間違っていたとしても、相手の言い分を聞くことすらできない。注意や忠告を非難ととらえて、攻撃まがいの言い訳に出る。
嫌な時代になっちまいましたねぇ~(おまえは一体いくつなんじゃ・・)

おっと、失礼。
最近、この手のキャラが出てくると大変気分を害されるのでドラマ見るのも微妙なんですよね。
結局このドラマは佐和とのやり取りの合間に伝命が登志との思い出を回想していくというスタイルですすんでいく。

一切の妥協を許さないCMディレクターの杉山登志。
カンヌでの受賞をきっかけに日本のテレビコマーシャルを芸術の域にまで高めたと周囲からの評価も高い。そんな登志のもとに伝命はやってくる。同じ仕事をする以上、これからは他人だ、と登志から言われる伝命。
登志は伝命に厳しかった。伝命も登志に「兄貴」とは呼びかけない。人前ではいつも「登志さん」

どんどん斬新なイメージをCMにしていき、仕事の数もハンパじゃない。
そんな合間に登志は結婚するが、その結婚生活も長くは続かなかったようだ。

まるで自分自身を削っているかのようだ。
そう言われて「まだ大丈夫」だと答えていた登志だが、撮影の合間ふさぎこむようになり突然の自殺。「リッチでないのに、リッチな世界などわかりません。ハッピーでないのに、ハッピーな世界など描けません。夢がないのに、夢をうることなど とても。嘘をついてもばれるものです」という謎な遺書を残して。

正直言って何故亡くなってしまったのか、このドラマだけではわからなかったけど、まあそこは重要ではないのだろうと思います。
一切の妥協をせず、一瞬一瞬を本当に真剣に命がけで切り取る仕事の連続で、限界を超えてしまったのか。。。と思いがちですが、そうではないのかな。。

登志のいきつけのバーの常連に石黒賢演じる丸山?とかいうキャラが出てくるんだけど、なかなかいい感じでした。ストーリー展開には絡んでこないホントにバーのシーンのみなんだけど、時代の流れとか世の中の様子とかをそのシーンでうまく表現していたと思います。
高度成長期とともに国民全体もイケイケゴーゴームードだったのが、だんだんと落ち着いてきていつも浮かれていた店内もだんだんと暗くなっていき、それとともに登志も表情がどんどん暗くなっていく。
そんな中で丸山?が「あーあ、あしたのジョー終わっちゃったよー。ジョーは白い灰になっちゃったよー」って言うシーンがあるんですよ。

超余談ですが、わたしは「あしたのジョー」が大好きなんですよ。
尊敬する人は?って聞かれたら一応、坂本竜馬とかタッカーとか本田宗一郎とかロッキー・バルボア(おいおい)とか常識的な答えをすると思うんですけど(常識的とは言えんよ、十分^^;)ホントは心の中では「矢吹丈!!」と叫んでいます(笑)
そこでなんとなく思ったのが、「ああ登志さんはもう燃え尽きたんだな・・・白い灰になったんだぁ」ということ。

何故亡くなったのか、本当のところは本人にしかわからないけど短くても完全燃焼できた人生を送れた人ってホントにうらやましいですね。

伝命、嘘はばれるからな。
最後の登志さんの言葉を胸に伝命さんは今まで生きてきたんでしょうね。。
不器用だけど、真っ直ぐに自分の目標に突っ込んでいく・・・。そんな人に自分もなりたいと思い続けたいです。

何故か最後に本編と全然関係ないけど・・・・

最後には真っ白な灰だけが残る 燃えカスなんて残りゃしない 真っ白な灰だけだ
                                          (矢吹 丈)

Still0016_5

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コメント

こんばんわ。
いつもお世話になっています。
特に泣き所が用意されていたわけでもないのに、
たこ焼き食べる子供を見て自分と兄の子供時代を
思いだし、カメラを回す伝命さんに、やられました。。。
良いドラマだったと思います。

投稿: くう | 2006年8月29日 (火) 00時43分

くうさん、いらっしゃいませ!

TB・コメントありがとうございます☆
ですねー、たこ焼きのシーンはヤバかったです。

藤木くんは特に上手い役者だとは思わないんですが
何故か心惹かれる雰囲気を持った人です。

途中途中に流れる昔のCMもなかなか良かったですよね。
残念ながら記憶にあるものはありませんでしたが(笑)
今見てもとても新鮮でした。

投稿: せるふぉん | 2006年8月29日 (火) 01時25分

せるふぉんさん、こんにちは!
微妙に記事内容が違うんですがTBさせていただきました(えへへ。)

>一切の妥協をせず、一瞬一瞬を本当に真剣に命がけで切り取る仕事の連続で、限界を超えてしまったのか。。。と思いがちですが、そうではないのかな。。
遺書がないからほんとのところは誰にもわからないからぼかすしかなかったんだと思うのですが、私としては、結局この人はほんとに純粋な芸術家であり、自分の作品に妥協しないことがこの人のポリシーだったと思うんだけど、お金のことや従業員の労力とか、そういう妥協せざるをえない状況になってきたことで、自分の中で葛藤が起きてしまった結果かなとか思ったりしたんですけどね。

ドラマの作り方としてもほんとにうまく“見せて”くれましたよね~。なんか久々にいいスペシャルドラマを見たって感じがしました。

このドラマを見て改めて、資生堂のCMってそういえばいつも芸術性の高いもの多いなってことに気ずかされた次第です。

では、また~~~~!

投稿: まりりん | 2006年8月29日 (火) 12時17分

せるふぉんさん、こんにちは~★
良いドラマでしたね。杉山登志さんってすごい芸術家だった
んだなと、ドラマ内で流される昔のCMをみて思いました。
それから、佐和の「甘さ」には私もちょっと心の中で、尊敬する
人に仕事を頼んでおいてそれはないでしょうと怒りモードに・・・。
でも伝命さんくらいベテランになると、未熟で勢いだけでぶち
あたってくる佐和がかわいいと思えるんでしょうね。
「兄貴が生きていたらあの子を可愛がっただろうね」なんていう
セリフにジーンときて泣けてしまいました。

投稿: 都羽子 | 2006年8月29日 (火) 13時53分

自分としてはめずらしく
ドラマを最後まで見てしまいました^^A
伝命さんと広告会社社長さんが海を見ながらの
やりとりでお金のために鉄筋を抜いたり
お金だけが目的で会社を乗っ取ったり
・・・という現代社会の批判の場面がありましたね。
登志さんの対極にそーいう人たちがいて
ウワベだけの時代に自分も身を置いている状況が
見えてきた気がしました。
でも本物を求め続ける職人肌の気持ちは自分も
忘れてはいけないと肝に銘じた次第です。
関係ないけど登志さんの奥さん役の女優さん
超美人でしたね^^A 印象に残りました。

投稿: beat23 | 2006年8月29日 (火) 16時14分

>まりりんさん

ものすごい盛り上がりとか、泣き所とか、劇的な展開があったわけではありませんが、なんとなく心にしみるドラマでしたね。

昔のCMって新しいことをしよう!というのがよく見える作り方のCMが多かったですよね、たとえば夏目雅子のCMなんかもそんな感じの作りでしたが。。。

佐和の言った通り、今って別の意味で大変なのかもしれませんね。

投稿: せるふぉん | 2006年8月30日 (水) 00時27分

>都羽子さん

どうも!コメントありがとうございます☆
今の時代は・・とか、最近の人は・・とか
あんまり言いたくない言葉なんですけど、ちょっと薄っぺらな人が多くなってきているのは残念ながら事実のような気がします。
真剣に何か言ったり一生懸命やってる人の方が「変わってる人」みたいに見られる時代ですからね。。。
ふん、おいらは変人で結構さっ。
変人好きだもん☆

投稿: せるふぉん | 2006年8月30日 (水) 00時30分

>beat23さん

○○エモンや○羽の批判でしたねー。。。(笑)
なんでもかんでも広く浅く・・な感じになってる世の中
周りに流されないで自分の考えを通すってだけでも
相当な労力を要する今日この頃。
でも、こういう方たちもまだまだたくさんいるんですよね。
周囲の評価に一喜一憂しない、自分自身で努力し続ける気持ちを
ずっと持ち続けていたいです。

登志さんの奥さん・・・「CAとお呼びっ!」のユカちんですね(笑)

投稿: せるふぉん | 2006年8月30日 (水) 00時36分

藤木直人さん目当てで、身を乗り出して観ていました。

佐和への突っ込み、私も同感です。
全く今どきのネエチャンは・・・(あわわ)

TBさせていただきました。
また遊びに来てください。

投稿: 黒猫のみわ | 2006年9月 1日 (金) 07時05分

黒猫のみわさん、こんにちは☆

藤木くん、いいですよね。
前クールでオンエアされてた「ギャルサー」も
すっごく好きでした(笑)

またいらしてくださいね♪

投稿: せるふぉん | 2006年9月 2日 (土) 11時19分

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