Xファイル~#111 炎(Fire)~
Xファイルを見た事ある。と言う方も案外忘れているのでは?という#111炎(原題Fire。そのままやんけ^^;)
かなり初期だけに何と言っても主役二人が若く初々しい。
それに後のストーリーの流れなどを考えると、まだまだこの頃はさほど現実離れもしていなかったし、政府の陰謀なども描かれる前の事で毎回完結型を非常に多く保っていた頃。
政府の陰謀を描いたいわゆるミソロジーと呼ばれるエピソードよりも、この1話完結型の方が好きだ。と言う方が結構多いと思うのですが、いかがですか?
ざっくりとあらすじいってみますと
な、なんと。。。!今回はあのモルダーの過去の恋人(!?)・・というより、過去にもてあそばれた事がある女性の登場があります。
その女性、ロンドン警視庁のフィービー・グリーン刑事。
大学時代、モルダーが夢中になり振られたのだと言う事は彼女もオックスフォードの出なのね。わたし的にはあまり美人だとは思わないんですけど。。 そのフィービーが現在抱えている事件で、イギリスの上院議員が3人も謎の発火により焼死する事件が相次ぎ、その被害者と同じように予告状を受け取ったマーズデン卿の警護と犯人逮捕のために渡米し、モルダーに協力を求めてきた。
不可解な事が多いこの事件のためにモルダーはフィービーに放火の専門家を紹介する。いずれの事件も被害者の体から発火しており、何が発火の原因か特定するのが難しい。人体はそう簡単に燃えたりしないものだ。とその専門家(FBI内のエージェントだと思う。名前不明)は説明する。ジェット燃料なら証拠を残さずに発火の促進剤になるがね。。。と教えてくれる。
それにしても、いきなり目の前でキスされたり、思わせぶりな態度を取るフィービーにやきもちを妬くというより呆れ顔のスカリー。(スタッフの意図としてはスカリーにやきもちを妬かせたらしいが、後のスカリーの嫉妬の仕方などを考えると、こんなのは嫉妬のうちに入らないのでは!?)
捜査はきみには関係ないから自分だけでやる。というモルダーになんとなくカヤの外な感じのスカリー。が、しっかりと放火について調べたり過去の被害者と共通の使用人などのリストを作ったり、年中いちゃいちゃしているモルダーとフィービーより、よっぽど着実に犯人に近づいていく(いいぞ!スカリー)
マーズデン卿も招かれたパーティーへモルダーとフィービーも警護に向かう。
モルダーは警護というより、フィービーの事で頭がいっぱいの様子(情けないっ!)
手がかりをつかんだスカリーの連絡にも忙しいとか言うワケのわからない事を言ってしまう。ようするに、スカリーに来て欲しくなかったのだ。(そうよねぇ~、部屋を取ったわ。なーんて言われてお邪魔に来て欲しくなかったのよね~怒)
そして案の定、モルダーとフィービーがいちゃついている間に放火が起こり、14階の子供がいる部屋に火の手が上がる。
なんとか子供を助けようとするが、火を見ただけで自分が救助されるハメに・・・!(今回のきみはいいとこなしね、モルダー)実はモルダーは子供の頃、友人宅が火事になった絡みで火が恐いというトラウマを抱えていた。
結局、さっきまでいちゃついていたフィービーに放っておかれ、スカリーに介抱されるモルダー^^;そこで、過去の被害者に共通した使用人のセシルという男 について知る。そのセシルは既に入国している事が確認されているという。
そして、その男こそマーズデン卿の仮住まいの管理人を殺してその男に成りすましたセシルだった。
すぐにマーズデン卿の元に急行するが、事を察したセシルにどんどん火をつけられてしまう。理由はわからないが、彼は自分の体から発火させる事ができるのだ。部屋中にジェット燃料の匂いが充満している。
火が恐い恐怖と戦いながら、子供たちを救出。セシルを逮捕しようとするが、彼は自分自身で全身に発火させ、自殺を図ったのかその場を逃れたのかよくわからん行動にでる(謎)
結局、セシルは全身火だるまになり保護され、入院。
フィービーはマーズデン卿ともおかしな仲になっている様子をモルダーに見られたのが気まづかったのか、用が済んだからおはらい箱になったのか連絡もせず、とっととイギリスに帰国。その事をスカリーに冷やかされるが、フィービーから届いたテープも聞く気がないというモルダー。10年経ってやっとフィービーの事が吹っ切れたらしい(てか、ながっ!あまりに執念深いわよ、モルダー)
一方・・・保護されたセシルは全身重度のやけどを負ったにも関わらず、奇跡的に助かったばかりか恐ろしいほどの回復力をみせており、1ヶ月ほどで完治すると見られている。
病室の中がたびたび発火するので、発火の可能性のあるものは全て取り除かれた。
カプセルの中に閉じ込められたセシルに看護婦が何か欲しいものでもある?と聞くと黒焦げの顔でにやりと笑いながら
「たばこが欲しいね。。。」と答える。
・・と、大体こんなオハナシですが、まあ色々貴重なシーン満載のエピソードです。
まず、あのモルダーに弱点が!火と女!!(笑)
これから先のシーズンにいくにつれ、スカリーとの絆がどんどん深まり、何か起きるとスカリー、スカリー。何に関しても疑り深いスカリーに辟易しながらも、スカリー、スカリーと、母親を追い回す子供のようになっていく(笑)モルダーがスカリーを後回しにして他の女に目をやるなんて、後にも先にもこれだけですよ。
(まあ勢いで一晩過ごしてしまったり、ちょっと好意を持つ相手は出てきますけど。もちろん悪名高きダイ穴は論外である事は間違いありませんが)
回を追うごとに強靭なイメージがついていくモルダーですが、このエピは青二才的な全然強そうじゃない普通の捜査官て感じで久しぶりに見ると結構新鮮☆
初めて見た頃より、軟弱に見えるから不思議です(爆)
これも非常に丁寧に作られているエピで面白いです。
未解決なまま終わるのがXファイルの特徴ですが、このセシルって結局なんだったんですかね。。。。
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コメント
セシルはその後、来日し
くりーむしちゅーという漫才コンビを結成
「有田」という名前でたびたびテレビ出演しています
どこか似ていませんか?^^A
投稿: beat23 | 2006年8月20日 (日) 14時30分
beat23さん、ようこそ!
有田ね。。。。(((爆)))
ところでデアゴのXファイルはまだ続けていらっしゃいますか?
わたしもシーズン6まで頑張りましたが挫折しコレボを買ってしまいました^^;
さんざんレンタル料にかけたのに、またしても買ってしまい。。。
一体Xファイルにいくらかけたのか、わたし自身も知りたいところです(笑)
シーズン8.9は決して駄作ではありませんよ。
わたしもモルダーがいないという事で拒絶気味でしたが
モルにこだわり過ぎなければシーズン8なんて、ものすごい秀作だと思います。モルの後を引き継いだドゲット捜査官、見事でした。
たまにXファイルのエピを紹介してます。
思い出したら寄ってみてくださいね。
投稿: せるふぉん | 2006年8月20日 (日) 14時44分
訪問&コメントetc.どうもありがとうございました!
早速遊びにきました~。
僕は第1シリーズだったら「氷」とか「闇」が好きですね。
モルダーとスカリーの親密さが増すようなエピソードが個人的にはお気に入りです。
今は第9シリーズをみています。早く最終話にたどり着きたい~。
また遊びに来てくださいね☆
投稿: タスク | 2006年8月21日 (月) 12時44分
タスクさん、いらっしゃいませ☆
わたしも「氷」すごく好きですよ。
「スクイーズ」とか「機械の中のゴースト」とか「海の彼方に」などなど
s1はほとんど好きなエピばかりです。
これからどんどん過酷な状況になっていくので
普通の捜査官やってる二人を見るとなんだかほっとします^^;
Gillianの突然の妊娠でChrisやDavidがとても苦労したこと
s2では出産のために誘拐エピが作られたりと、その状況を
上手く活かすChrisの手腕には脱帽です。
では、また遊びに行かせて頂きますね。
投稿: せるふぉん | 2006年8月21日 (月) 22時40分
せるふぉん☆さま
私のつぶつぶログにご来訪頂きありがとうございます~。
ついつい自身のブログで返信してしまいましたが、X-FILE通のせるふぉんさまに教えて頂きたく(^^;
携帯が鳴ったときスカリーは「スカーリー」と答え、モルダーも同様に「モルダー」と答えるのにジョン・ドゲッドだけは「ジョーーーン・ダ~ゲッド」とフルネームで答えるのはなぜでしょう?
ドゲッドってありふれた苗字なんでしょうか。
日本に例えるとヤマダヒロシくんなんていう名前でついついフルネームで名乗ってしまうから?(笑
それとも視聴者に一日も早く浸透させる為でしょうか。
今デアゴはシーズン8、#805でロナルドのクルマの助手席にビリーがいるのを見たドゲッドが、スカリーにクルマでの追跡を指示し自身は指先をピンと伸ばし走りクルマを追う姿を見て「ぅぉおおお、さすがはターミネーター」と拍手を送ってしまいました(笑
#806ではターミネーター2で共演したジョー・モートンが出演しますね。
レンタルビデオ当時、すぐに返却しなければいけないのに疲れからうとうとしてしまい、深く印象に残っているものとそうでないものがあります(残念!
X-FILEは何度見ても本当に面白いですね~。
コレクターズボックス!素晴らしい!羨ましい限りでございます。
映画も収録されているのですよね!
当初デアゴでは42巻と言われていましたが、まだまだ続きそうな勢いです(助けて下さい
アンネローゼのオススメは「銀河英雄伝説」です。
X-FILEの届かない週にときどき観ていますが、宇宙戦艦ヤマトを超える面白さです!
せるふぉん☆さまがもしご存知でなければぜひ一度ご覧頂きたくお願い致します。
投稿: アンネローゼ | 2006年9月 8日 (金) 23時01分
アンネローゼさん、ようこそ☆です。^^
>携帯が鳴ったときスカリーは「スカーリー」と答え、モルダーも同様に「モルダー」と答えるのにジョン・ドゲッドだけは「ジョーーーン・ダ~ゲッド」とフルネームで答えるのはなぜでしょう?
(((爆)))思わずこの質問に爆笑してしまいました。
ではお答えいたしましょう。。。。わかりません!!(爆)
ジョン・ドーというのが犯罪者とか犯人とか言う意味であるというのを目にしたことがありますが、そのせいと言うわけでもないでしょうし、「ダ~ゲッド」だけでも十分だと思いますが、彼の固い性格を出すためじゃないですかね(笑)
でも、シーズン9ではフルネームじゃなかったような気がしますけど。モルスカの「It's me」はやっぱり最高です☆☆
えーっと、確かデアゴは創刊号に49号まで発売予定と記載されていましたよ。
わたしはシーズン9のコレボは持ってないんです。
モル不在に耐えられませんでした(反省)なので、シーズン9のみデアゴで購入する予定です。とうとうX-files Movie2が現実化しそうな雰囲気になりつつあり、とても嬉しい限りです。
まあ、今までも噂ばかりで話が進展しなかったんですけど、2009年説は本当かも。と喜んでいます。
では、またいらしてくださいね☆
投稿: せるふぉん | 2006年9月 9日 (土) 14時33分